剣と魔法と邪道プレイ 第13話
- 273 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:02:44 ID:MOYl98OY
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γ⌒ヽ,i___ :";;::、;;:。 | 〈炎鉄〉、〈火炎銀〉、〈炎魔金〉。 |
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=:.=.=i〔〕〔〕i=====i\ヽ、,:|\ :/\` 、 ___ /\` 、 ____ /\` 、 .| それと……〈紅蓮魔石〉か。 |
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-.─-.─-─-─.、::..;| |\ヽ、-',_____/xXx \ヽ_____./xXx \ヽ________
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____ ○ |.:i |:.i |:..::`.、|:.:...:.| |.:.. ロロ ロロ : .:|.:iコ._,iコ |::|.:.. ロロ ロロ : .:|.:iコ._,iコ |::|.:.. ロロ ロロ :
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- 274 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:07:36 ID:MOYl98OY
- / /´ `ヾ、 _, \
/ / ∨ ヽ
ノ , / ,.,., __ _ _ |
´:::: / , // _ _ `ヽ、、 |
:::::: |::: |;: / ヽ`ニ==, Yノ -‐'´ |
:::|::::: |;: / ‐-',、ニ=、`ミ i/_-== } この二日間で調査したが、
\::: |:::: / \ヾ夕ンノ `´rュ` /、 そのような鉱石がこの地方で
\::|:::: { ヽ / |::`ソ | ヽ、 手に入ったという話は聞かない。
\::::: ヽ `、 ,, | |:: \\
\::: ヽ ヾ / ` ̄''::::ノ、 /:::: \\ 少なくともイシェスの職人は
`丶:::| ,_ _ _ ` //:::::: \ \ その名を知らぬようだ。
::: r‐´ `} , , ,-‐=´-‐― ―ヽ /:::::::::: ム、 \
ヽ:::::: 〃::::::::::: }'i ' -‐´ :::::::丶 ,、}::::::::::::r-‐´ ハ \
`ヽ:::::{::::::::::::::::/└、 /| /\ i\l ゙イ::::::::〃::::::::::::: ヽ \
r-‐ヘ::::::::::::ノ 、 `' '´ └┘ ヽ_lヽ /ヽ:::{: : : : : : : : ノ 冫
/ l::::::ノ r´`i ヽ、 _ l ム、: : : : : : ノ r' ' ´ `ヽ
//
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ 〈::〈 _ __ /´ ̄ `ヽ
| あるいは時代や、お前の知る記述とは.| ...-‐‐' ´: : : : : : :` 、 .
| 呼び名が違うだけの可能性もあるな。. |. `Y´. : : : : : : : : : : : : :\: \ }
乂________________ノ /. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.\: \__ノ
| /. : : : : : :/:!: : : \: : : : _: : : :.\. \≦≠ ニ二フ
ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ト: : : : ヽ:´\: : : : : :)>:\ \ \
ノ: ノ!: l: : :|:l:|:.|:ノ\: : : .!: ,ィ≦k: : : \: :}: :\ \/
///l: :!: : :!:l:|人 )\: :}´ i以リハ \ )メ、}ノ:.ヽ
く/〈./人:j: :从八x==彡 )ノ |:i: : : : \:\:ノ: :〉 やはりそうですか。
/:\: :.Ⅵハ ' リ:i: :\: : :.\ :ヌ´
/: : : /)ハY入 / } /く: : : :l\: : : ) 実物は見たことありませんから、
/: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |<.┐ :): : :ノ ハイ それ以上の調査は無理ですね。
レ〈:.∧!: : :リ人!:F干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒\
)/\:.(`Y r┤厂 ∨::::::::// ヽ ありがとうございますお父さん、
/ ヽ) | j::ハ厂 |}`ヽ:j/ i そちらの調べはそれで結構です。
/ Ⅵ::::{〈し'⌒ リ }:〉/ .ト、
┌────────────────────────────────┐
│私が教え、お父さんが調べあげたそれらは │
│アシュラウトの合成術にて必要となる素材だ。 │
│ │
│マジックアイテム市場飽和について、そちらから辿れば分かるのではないかと│
│思ったのだが、やはりというか そんな素材は無いようだ。 .│
└────────────────────────────────┘
- 275 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:11:51 ID:MOYl98OY
_,,..,,_ ,,,.. --- ...,,_
., '´ `ヾ `' 、
{ r/]/ \- 、
rゝ-='" ̄, ' ./´ ハ ヽハ
く/ |/ /_」- /| | ∨、
/'/ .;' ./fてl!`ヽ | / | |/
,|/ r| {弋_リ |/ト./ | ハ\
/ , .八 | `´ ァr'| ,ハ /l」ヽ/
/ ;' , \| , lリハ!/|イ、 ナイムハイラに戻った暁には、
{ /| ./| ./| l _ `/ 八、 \ ついでにより近いそちらの方で……
∨ソ 、/ 人 ,ハ レ |\ ノイ )\ ハ あるいはハインラト王国現地に向かい
}/こ ヽ|/-、 / >=ァl斤/ | イ リレ' 調べてみようかと思います。
/─- 、r }-r‐|7〒ア´/::/7´ ̄`ヽイ
./ ‐-、ソJ:::rん)ヽrイ::::::// \ 冒険者にとっては安値で装備品が買える
.r' -、 ,イ:::::::{ゝ_ンノ:::::::::::::|{ .} 良いチャンスでもありますしね。
/\--//:::::::::::::l/:::::::::::::::::::::|ト、 、__」_/
_,.‐''"´ ̄ ̄`` ‐、
/ _,. ‐ 、 _,. ‐- 、 \
/ / \ ヽ
/ / 、 , _ヽ ヽ
, イ , "- _ l / _ ‐'`` 、 ト、
/ l l ___二ヽヽ/,-´____ l l :、
,l´ :. 、 > < (::::)ヽ-' '- ´(::::) } ,! , ' :: ヽ
l´ :. ::. _ヽ、  ̄  ̄ >、 .::: :: `、
/::: :::. ::l´:::::) | |(:::::::l::: .::: :: l そうか。情報が分かれば、
l:: ::: :::: ,..:::::、' ,-―――‐-、 ll:::::::.、.:::: .::: :l 連絡を寄越してくれ。
l::: ::::.. ::l::::::::/ヽ‐, 、_' ---- `_,l 、‐,(::::::::):: .:::: .::l
`、:. ::::l´::::、´ll\`ヽ /l_/ ヽ__l\/ / ll`l:::::ヽ:::: ..::/
\:., ´::__/_| | \_______/ ∥ 、_::::l、..:::/
,\__/―ヘヘ ∥ ll 、 、 ∥l ̄ ヽ__ イ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
/ |ヘ / 《 ll \∥ l ヘ | はい、知る機会に恵まれればきっと。 |
>‐―――┤ \/ \∥ └―――‐< ヽ________________乂_
/ / /l __l<コD l // \ l
/ / / l ‐‐┼--\-/___/ / ヽ ヽ ヽ
┌──────────────────────────────────────┐
│つまり、何かしら別の素材で代用できているのか、別の手段で独自に入手しているか…… |
│あるいは私の予想が見当違いなだけだろう。 │
│ │
│後者であれば私の考える余地は一切無いのだが。 │
└──────────────────────────────────────┘
- 276 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:12:52 ID:MOYl98OY
,. '" ̄`ヽ.
, '" ̄`ヽ _r‐<´ ̄`Y ',
./ r>'"/ ヽ┐ ノ、
{ r/ ' }`ヽ `ヽl>-rヘ_」
r'7 .;' /| ./_ ̄ハ ハ 八\`ー─┐
|/ |/'´_」 /ァfてハト | 、 \\  ̄
.;' | | ィ'f'ハ、 ' j__,ン 八 \ !\」
/{ .| 八| j_り \| .|/,リ「  ̄`|
く/|八レ' | ' / ´ | .人 では、お父さん。
ヽ /、 r 、 // /| ,' ヽ. 一週間弱、世話になりました。
/イ へ、 / /| _/_ / ; }
/ / / >-rァ'|/|:ァ'"::::::`ヽ. /レ' これよりナイムハイラの方へ、
,:' /| /|、 ./ f斤:::/::::::::::::::::::ハ' } 学業に戻ろうかと思います。
レ'´ ∨ レ∨_」ーイ/::::::::::::::::::::::::| /
r'アrヽ:::/::::::::::::::::::::::::::レ'
/{八ンノ}:{::::_;:-===-、/
- 277 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:16:22 ID:MOYl98OY
____
/ー ー\
〃 / ● ● \ ミ
/⌒ヽ|⊃ (_,、_,) ⊂⊃ |/⌒i おねーたん、おねえたん!
\ll|l ー ' l|lll / 行かないで、もっと一緒に
人l||l |l||l 从 バンバン 遊ぼーお!
( ⌒ ) ( ⌒ ) 妖精さんとかもっと見たいお!
,, -イ´  ̄ ``ヽ、
,.ィ'´ _ ,r'´ ̄`ヽ、 `ヽ、
,.イ .,-―ミ ,彡ー 、 ヽ、.ハ
/ .,イ." ,ィ=-、,r‐''''''''`i .l i i
,' .::: /i i:,r'´ l .l i .l
i .::::i l ll __| . ヘ, .i .l
l ::::::| ,' .::i! ,,r' l ヽ,l .ト、
| ::::::ソ.::::::`i'" _ ;'´ヽ、 .゙i |.iヘ
| . ;/.::i:::::::;l " .` ==-‐iヽ. l l i. ヘ
,!.〈.:::::l::;;イ _,ィ彡 l'’l ,イ .i .l . ヽ やる夫兄さま、そうは行きませんよ。
l ヽ;::l,'.r‐,っ、 ′ / / il l l! .lヽ、ヽ お姉さまは立派な大人にならねばなりませんから、
i! .::、_):l l ノ,ィヘ、_. ` ´ ,イ //ノ` l .li l ヘ、ヽ. 遊んでる暇はないんです。
l..:::::`i:::::l ./>i ト'、-'/.li/ ィ ! . l.ヘ ヘ、 ヘハ
ノ.:::/.:::l::、\ <!j. .| 〉‐〈 /ト イ ./ ノ‐.、\`ヽ、i.ハ
/ \:: :/:: :: :: :: :: :: :: ヽ:: :: \
/ .........}:/ ::_::_ハ:: ::i:: :: :: :ノ::、:: :: ヽ_
. / ..:::::::::::::::::/:!: :: ::/ `V l:: :: :: ヽ:::::\:: :} ヽ
∧ ..::::::::::::::::::::イ:::!:: ::/_ V:: :: :: :: |::ヽ:::::ヽ!::. }
{ ヽ ::::::::::::://!:::| ;イきミx ノ\:: :: :: ヾ::ト、::::|::: ノ
`ー'^ヾシ冖"r'´/j´::::!::リ:::::::::;:ミヽ ヽ: :: ::乂::::::::l: イ
/:爪_,ノ///|::::::|::Ⅳヾイ ≧ミx:: ミ≦<
</::川::l////リ::::::トハ `ー'′ イ:::::::;ヾミー一二ニ=‐:- 、
/ :: /;イj::l'////:::: / , ヾニr'^、:: ::ヽト、ヾ二ヽ :\
/:: :/´ |l::::::V//:::;ノ '′、__ ノ//,ト::: :::ト、`ー'´ \::ヽ ごめんなさいね、やる夫。
i: :: i rzzヘ\::∨::::i ゝ ノ . イ////} :ヽ ヾ、 ):人
l: :: l′ \`ー、ヽ_ト、 、 >‐r‐┬f升/////从: ト、:: ::\ /イ ) それにナナリーも……
/ \:: \__, ヽ::::\:::::\く::::ノ⌒\\⌒ヾ//} V \:: ::ヽ. 二人だけだけど、家でゆっくり
|  ̄ ̄ └ァ、:::ヽ::::::>' ,ヘ、ィ⌒ヽ、ヾノ ヽ:: :ハ 次会う時までには心も体も、一段と大きくなってからね。
人 ....../:::::\::::;」 {ィヽ ├'^ヽ ト、 }:/ ノ
/ } ...:::::::::〈::::::::::::レ′、ゝ、__)く } ├( ̄ ̄二ヽ_ ノ′
- 278 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:16:59 ID:MOYl98OY
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γ⌒ヽ,i___ :";;::、;;:。
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.I_______I \_:.:.__::、;;:。 :";:'`::'::';;::、;,:,。,,, , f´ ̄ ̄ ̄ ヽ
\ \ロ;;::、;;:;;::、;;: ':'`;'`::'::',:'':'`; | では。 |
_______________i`、 | :|_:'`::_',:'_'`;___ _:'_'`:_:'';;`;_____ ___ _____________ .乂___ノ
=:.=.=i〔〕〔〕i=====i\ヽ、,:|\ :/\` 、 ___ /\` 、 ____ /\` 、
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-.─-.─-─-─.、::..;| |\ヽ、-',_____/xXx \ヽ_____./xXx \ヽ________
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- 279 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:21:18 ID:MOYl98OY
┌────────────────────────────┐
│ナイムハイラでは、商人の隊商にご一緒させてもらいながら帰る。. |
│やや足の遅い馬車の隊列ならば、二日もあれば到着するだろう。 |
│ │
│それまでは護衛も兼ねながら、道中は安上がりに迎えるのは │
│傭兵や冒険者など、力持つ者ならではの移動手段だ。 │
└────────────────────────────┘
i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i´ ̄`i
| | | | | | | | | | | |ニ二⊃ ,、
| | | | | | | | | | | |,, ゚Д) _〈 i、
| | | | | | | | | | | |'~フ∞、 _ ___ __ _ _、シ从ヾ、
| | | | | | | | | | | |/_,ハ _  ̄_,,シ:'「|ヽ.・ヽヽ
|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|三}、_)./7 /⌒  ̄|| |.|_ へ.、。_)
|三三三三三三三三三三三三三三三}/ノ ,イ{ ノ ||( ,U
|三/´|`ヾ三三三三三/´|`ヾ三三..i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i⌒i ,、
└゙(─@─)========(─@─)=┘.| | | | | | | | | | | | _〈 i,、
\._|_,ノ \._|_,ノ ..| | | | | | | | | | | | _、シ〈 i、、
| | | | | | | | | | | | _ _,,シ_、从ヾ、
| | | | | | | | | | | | /⌒ _ || _,,シ:'「|ヽ.・ヽヽ
|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|三} .,イ /⌒  ̄ || |.|_ へ.、。_)
|三三三三三三三三三三三三三三三} {.,イ{ ノ ||( ,U
|三/´|`ヾ三三三三三/´|`ヾ三三三ニニニニニニニニ0ニコ/
└゙(─@─)========(─@─)=┘ /| |/| | } } j{
\._|_,ノ \._|_,ノ 《_, 《_,ヒ} 《_,《_,/_}
┌─────────────────────────────────┐
│だが、商隊はそうそう何度も出るものではない。 │
│二、三日に一ぺんくらいのものだ。そして帰省シーズンの終わり時ともなれば、 |
│ナイムハイラへ向かう他の冒険者―――学生と出くわすことも多い。 │
└─────────────────────────────────┘
- 280 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:23:07 ID:MOYl98OY
- /:::::::::: ::\\
___ /:::::::::::: ::::::::\\
/ ̄ ̄ ヽ ̄二ニ=- < 〉 ヘ
/ \ _ `ー─ 、 :::::::::/_ ヘ
 ̄ ̄`ヽ、 _>、 {\\ i :::::::::{ 〈vヘ} 〉
/ Y´ \\_ \| ::::::::::〉 `Y く
∠斗‐=≦! / ヽ ト、:::::// ! ! 〉
-=≦´ ll { { ∨ / j ヽ} ヽ l l′
/ / ヒr从ヘrムV ヽ ‐- 、ヽイ ̄ 兀ア l lヽ 、
i{ / 从`/弋} | l´j| l、`フ} }∠ ∧.lヽ ヽ
乂ノ l l /lj r 丿レー_l、lハ lゝ} j l`ヽ i |、ヽ
`ヽゾ从 / `ドVレV |}/ l{_ 、 | | ヽ'., ______
フンッ |Yハ __ /` ヽ_/ヽ/´ 八 ソ}| ', ', :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>-
乂八 ` 彡/ {ゝ)_ハ( _{ ヾア | ヽ、 ', ', .,.-'':::::::::::::::::::::::::::::::::人::::::::、:::::::::::::::::ヽ
,γ⌒)ノ| . ̄/ └ト(, 、 >┐} ({_. .| ' /::::::::::::/:::://:::::/ ヘ:::::| ====::::::::::ヽ
(⌒ `ヽ.. _rー// / ム ヽト、/ .|::{ `トミ、 ' . ' )) ./::::::::::://::/x//_ - ´ ヽ| =:::::::::::::::::',
ゝ ,ノ. {>`' / / /`⌒′ j!:l| `', ..', ,'::::::::/ V::::::::::::::::l
゛ー‐'`ー'",r≦/:/ / , / / / ハヽ、 ――-.} ', .l::::::/  ̄  ̄ /:::::::::::::::::l
,= /:.:/:/ 〃 / / | .ヾト:、 .', } .'.,::{ /:::::::::::::::::,'
_ /≠/:/ / / / , j トーrr==ァ__.}‐ '´ .ヽl''-..,, ー一v /:::::::::::::::/
┌────────────────────────────┐
│……あいも変わらず 私に厳しい視線を送る、織莉子と出会うことも │
│それは当然で必然の出来事だったろう。 │
└────────────────────────────┘
- 281 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:28:02 ID:MOYl98OY
- / `ヽ
/ lア─- 、
<从 、_〃: : : : : : :ヽ、
< __,イてゞ〈斗': : j! : : /: : ヾ ̄`ヽ
__/イ〃⌒ー':: :i: :ハ: : !: : : : ト、 i
∠斗七フ⌒//: :_/ i: ! : //`ヽ∨: : : : :i :ハ /
//: ://.:〃 Y: :|: :i/心ミ、/: : : : 〃 : Y
/ ,イ: ://.:∧ゞ〉!: l: 从辷ンj!: : ,イ: : : : :i
/: : / l 〈/: : : :| l: :|: : :i ヽ ヽ/ |人: : : ',
. /: : / ヽ : : : /:〉 ヾj : : l ,心゛ハ\: :ヽ、_ノ
i: :〃 │: : /: ト、\ 〉: ;イ マイ: : : l  ̄ ̄
ヽ! 人: :l: :/彡:、/X リ,、 ノ: |: : i/
i! X::<´ ̄ヽ\ヽr-‐< : : : i: : l!
ヾ、__, / `\ |三>!_ `ヽ 人: : ヽ
l |>⌒Y`ヽ )'  ̄`ヽ
ゞ___ l|〉<て⌒) ´ ソ
∠二ニ=≠K二_ ヽ._/::辷/7ゞ┤ト、
イ/ ヾ/.:::::::::ゝ、ー /_ムY
. /// / ∨:::__;ィ千r'/丁
┌─────────────────────────────────┐
│声をかけようと思ったが、わざわざ何を話しかけることがあるだろうか、と…… |
│ │
│やはり止めておくことにした。 │
└─────────────────────────────────┘
≠rf≫-≪. \‰ぇ_ ∧⌒
/ o  ̄  ̄ミ‰ ー=_‰x .∧
o % ー=_云=ァ/,
‰。 % ー=え才7ハ_,
ー= _ %枩枩伝[ {
ー=ミ ー= _ ∨え[ ̄∨[
ー=ミ.\ ー= _ ゚.毛[. V{
ー=ミ\\ .弋(__ー=ァ..,,_ :刈 ]l{
´ ̄`ヾハ } 〉 7⌒Y{ 8「 )∨「
-- :、 ⌒{ {{r( 乂,乂 8 ∨( !
\.乂___ ,,..‰oo%℃ } 7
%^‰  ̄  ̄  ̄  ̄ rf(__汽[
{{ % _)'xr=圦乂__ ヤ ))
V, }} ≫x( ー=辷{ {
/^メ「 :7 {{r弋「汽\⌒示{ 刈{ ガチャッ
r{うぇ狄ネ{ 乂廴__彡仁ニ=く }K ガチャ
┌───────────────────────────────────┐
│ちなみに、そういう私だが、ここ三日間は依頼を受けておらず、 │
│代わりに防具を新調し拵えてもらっていたところだ。 │
│ ミ ス リ ル │
│現在、私は高級な 魔法銀 製の鎖鎧に身を包んでいる。 │
│全身を覆ったプレートアーマー並に硬く、しかし素材の効果で非常に軽い金属鎧だ。..│
│ │
│技能、いや特技面の都合で着こなせていないところもあるが、そこは │
│筋力による力技で補っている。 │
└───────────────────────────────────┘
- 282 : 小さな名無しさん@この板は300レスまで@5/31まで企画実施中~ : 2014/04/29(火) 23:31:43 ID:QTzFgUV6
- 出たー! 力技で着る! よくあることである
- 283 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:33:07 ID:MOYl98OY
/;; ゞ ;;; ::|;ll;:lソ;;:;;;ヾ;:::|;l;::l|;;::::::;;;ノ ヽ ;;::::::;;;;:ゞ;;;::::: ;;::;;; ゞヾ
ソ : :; ;; ;;|::;ll;l|ヾ ヾ;;::;|;;;:ll|;;;::;;ハヾ;;::::ソ;;::/ヽ;;;::ヾ ;;;;::::::;;;:ヾ
|;ll;:ll| |;l;::l| ;;::|;;::ll| ;;:::: ;;;ヾ;;;:::ヾ
|::;ll;l| |;;;:ll| |::;;:l| ;|;;:ll;|;;::ノ
|;ll;:ll| |;l;::l| |;;::ll| :|::;;ll|
;;;:: ::; ;;:::|::;ll;l|; : : :; ;;:|;;;:ll|::::;;; ;; ;;::: ;;.|::;;:l| ;;:: :::; .,|;;:ll;|::;;;;;;;;;;; , -‐ー- 、─、─、-、 f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
::;; ;;:: :::;; ノ ::;;lll;;:: ;; ;::; |::;;ll|;;; :::: ;;: :ソ;;::llハ ;;:: ::::|::;;ll|" ;;;::::....... ../ , ニニニ 、ヽ ' , ', ヽ ....| (神官の魔法なら、唯一 |
"""" :::::: ;;;;;; ;; ;;'''""" ::;;;;;;;;;;; ;;:::::::: ;;::ノ ハ:ヾ " ;;:::::: .| l::::::::::::::::::l | ; ; | | 金属鎧によるデメリットはありませんが……. |
;;;;;;::: """,,::::: ::::;;; ;;;"""" ;;;::::........,,,, ;;'' ::::;;;:::;;.∧,,∧ | l::::::∧,,∧ | ; ; | ...| まあ、気にする必要はないでしょう。) ....|
:::::: ;;;;;; ;; ;;'' ::::;;; ;;;""" ;;;: :: " ;;:::::: "" ;;;::::........,/・・ ヽ | l:::::/・・ ヽ | ; ; | 乂___________________ノ
""" :::::: ;;;;;; ;; ::: ::::; ::::;;; ;;;"""" ;;;:::;;; ;;;"""" ;;;::::(ω ノ ⌒ヽ (ω ノ ⌒ヽ.,-‐'!
; ;;;""" ;;;: :: ;;: :: " ;;:::::: ::::;;; ;;;"""" ;;;::::..;; ::: ./ヽ / ノ ̄/ヽ / ノ`i_.iイ
;;;;;; ;; ;;'' ;;'' ::::;:::::: ;;;;;; ;; ;;'''""" : " ;;:::::: "" ;;;::::....( へ /|.|:「~( へ /|.| |:{}|. !j
;;; ;; ::: ::::; :: ;;: :: " ;;:::::: ::: :: ;;: :: " ;;:::::: ::;;.ヽヽ| | .Uレ ヽヽ| | .U i_ッ カッポ
" ;;;: :: ;;: :: ; ;;;"""" ;;;::::..;; ::: ;;'' ::::;;;カッポ.;;'' . | | | |
U U
┌───────────────────────────────┐
│代わりに、金属鎧全般の問題として魔法の必要動作や発動を阻害し、 ...│
│効果が落ちるデメリットも存在するが……ダメージを与える魔法ならば |
│そもそも狙えば必ず当たるので、いっそ無視出来る範疇だ。 │
│【ブラントウェポン】などの小技は使えなくなるが、まあいざとなれば .│
│“角持ち”―――ナイトメアという種族特有の能力があるから問題ない。 |
└───────────────────────────────┘
- 284 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:37:03 ID:MOYl98OY
- >>282 金属鎧の中で一番軽いので、金さえあれば作成直後にも着られる強防具
┌────────────────────────────────────┐
│さて、このまま何事も無く学園へ着ければ楽ではあるのだが、無論そんなことはない。 │
│護衛を雇うほどなのだから、当然 護衛無しではいられないような原因も存在する。 │
└────────────────────────────────────┘
ソ⌒√ /ヽ_/ヾ_/ ̄ヽ /⌒ヽ ノ⌒ヽ/ ̄ノ ̄ヽ─/ ̄ヽ / ̄ヽ_ ソ| /_/
ヽ /⌒ヽ/ /!''^゙'┐jヽ_/ ̄ヽ、/ ̄ヽ_ソ ̄ヽ_/⌒ヽ_ノ⌒ヽ_/ ̄ヽ/ ̄ヽ ヽ
/: ̄ヽ、/,/.'l. ;;;;. ゙'┐| ヽ、__r‐-、 __ヽ_._/ ヾ_/_|ヾ___-ヾ__/ヽ__/_/、
__,、/⌒′...., ′ .\ ̄, '´.,;:.__r‐く´'''';;;`ヽ_i_/´ __ / ヽ / ;;;::;\ |
/ .ノ′ ,、 ;;;::;: .)、l;;.;:,;;/ ヽ ;;;::;:ヽr‐、`゙'''‐/;;; :: \-.、_l〈 ;::;;l!/|
ト;;;::;,;.;, _ノ |:`'v.,/:;,;.;, ;;;;Y ヘ 〈 ;_/;;」 ....... ヽ;; _ノ  ̄
};;;::;,;.;, /¨「 /,;,; リ;;;::;,;.;, .:;,/~”''゙~""' `-、_/,--v--ぐ^ヽ、
.......\;;;::;,;.;, ........:::::::/~~”''゙~""''”¨``''´゙"” ....... /`´ /`ヽ ヽr<ヽ \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/
~~”''゙~""''”¨``''´゙"” ....... ""''”¨``''´゙"”""''” ....... < 山賊だーっっ!! >
........ ........ /∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
........ ........ ........
........ ........
........
........
........ ........ ........
........ ........ ........
........ ........ ........
_ __,,,...--‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ/ ̄Y ̄~゛T⌒√‐--...,,,__ __ __,,,...--‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=
T | l,_,,/\ ,,/l | l^i、 /ヽ_,l | T | l,_,,/\ ,,/l | l^
,.-r '"l\,,j / |/ L,,,/ ゙i,,,_l ヽ| / j,,/l`r-./r '"l\,,j/ / |/ L,,,/\/ヽ
┌────────────────┐
│その一つで尤もたる原因が、山賊だ。 │
└────────────────┘
- 285 : 小さな名無しさん@この板は300レスまで@5/31まで企画実施中~ : 2014/04/29(火) 23:40:56 ID:QTzFgUV6
- 山賊って弱いんだよなぁ
中に上級騎士Lv10 で山賊と言い張るやつもいるが
- 286 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:42:09 ID:MOYl98OY
- へ /'''ー―' 、 j `l
/,....,,_\ ヽ ,、___, ゝノ ,
- ,,,_ (' .( ;ヽ く、 ,' ( `'ヽ、 ,'
‐-,,,,,_"''' ‐- ,,,,,__ ヽヽ' ,⌒ヽゝ ヽ C ヽ、,ノ、
~""''' ‐-,,,,,_‐-,,,,,_ ヽ||/ | ヽ、 ,、 く ゝ `ー‐ー-
~""''' ‐-,,,,,_ c,,-‐''ヽ、 /ヽ ヽ、. /__\ヽノ /\ \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/
くゝ ,,-‐'' ヽ ,.-ヽ、 '、( ヽ く '、(ヽ く ,r゛ < 「「ウウオアアーー!!」」 >
,、 `' "'ヽ,.-‐''"彡彡ヽ, ヽ' ,⌒ヽ ヽ' ,ヽ ,r' /∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\
/__\'''''''''ー-/彡彡ヽ,.-'7゛c,,-‐''ヽ ノヽ"'''c,,‐'' ノヽ,r゛
'、( ヽ く /,.-‐''/ / くゝ-ー'''' ヽ 7' ,.r'
ヽ' ,⌒ヽヽ、 ヽ/.., /ヽ /彡ヽ彡ヽ ,、‐''゙
''''''''''ー―─ ー―─--,,-c ,,-‐'' ノヽヽ/ ,'...,;`/、 ヽ、 / / ヽ,‐' ゙
くゝ-ー'''''' ヽヽ ,' ,' ノ ヽ、 \ l_,.-‐''"
/\ ヽ,.-‐''"ヽ..ノ、,'/ `_,.-‐''"
'、(ヽ く /彡/ヽ(ミヽ、Yl ,.-‐''"
┌────────────────────────────┐
│複雑で身を隠せる地形を利用して、奇襲をしかけてくる。 .│
│……といっても無論、少人数で隊商を襲いきることなど出来ず、 │
│かといって大人数で動けば全ての人間が隠れきることも出来ない。 │
└────────────────────────────┘
- 287 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:43:26 ID:MOYl98OY
/! l丶 ..f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
l l ,! | ..| 鳥が、でかい鳥が奥にいったぞー!!. |
| ヘ / / .乂________________ノ
ゝ ヘ ,/ /、
i´ ゝ、\ _ __ / /,ィ l
ヽ.ゝ、ゝ,,_`ヽ. ,,/゙/~ /,/ / ',.イ
ゝ-`,,_-ヽ ゝ ,, -t‐t´l l. | i/ //,ノ,. )
(`'ー- `ゴ \イヽ ゞ、`` ヽ | |‐'´ ''゙,.〈. キエーッ!!
>─ ---ヘ ム ,r''ニゝ 、ヽ.ノニ-'',´-ノ
ゝ二 _-ヽ (´,. { ヽ、, 、〔\,乂‐'゙,,ィく
( - --`'''l ゝ、 ゙ゝ ,ソく,__/´、_~ ヾ‐_'ン
`'ァ─‐,/ノ (,ィ , i 、ヽ l `ヽ ゚ l゙_ノ
ゝ.二 イ,, ゝ ィ,_ __;,ン´ \ゝノ∨ソ f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
f^ヽ_,,ノ ヽ 〕-=l´ヽ | 誰か馬や後ろを狙われる前に |
_K ヽ'' ´ ,.、 、 ,. ,、 / >l_ | 止めてくれー!! |
h_i、_ , ゝ才'´/ ── \゙ー゙ヾ,ノ , ,ィ_n! 乂_____________ノ
` iヾ,,i-'- ハ )/ / ,イ i、 ヽ.\ (_ハ-'-i_ノ゙i´
ゝム. '´  ̄ "" ー' "" ̄ `' ムノ
┌──────────────────────────────────────┐
│そして必然的に、幾分か危険に場慣れした傭兵や冒険者が先に敵を発見することが多い。..│
│ スカウト レンジャー │
│今回も私を含め、何人か 斥候、 野伏 技能を持つ人らが先に警戒を呼びかけ、 │
│それに焦った山賊が飛び出してきた形となった。 │
└──────────────────────────────────────┘
___ ヽ 斗‐ ´  ̄ ̄`: : :. . . l
´ `<´ //|ヾ: : ̄`: 丶: : :: :\/
/ ∨: /: |: :\: :`ヽ: : :`:ヽ: : \
/ |ヽ!: :.|: : : :\.: : :\: : : \: :ヽ |ヽ
l ノl: : :|ヽ : : : \ : : |ヽ: : : :\:∨:ノ
/ } |: : :|! \: : : : : : ! >‐┬≦:`.────- 、
ヽ _イ: |: : :.|ヽ、 \: : : :.∨ィ行│: : : : _: <二ニ二_`ヽ
<辷 、 _//_/: : l: : : |i >-`丶、: :',{!:リ !: :/:ヽ: : : : : : : : : : : `ヽ
ゝ─仏⌒!|:|: : : ノ : : 下てうミヾ  ̄,`‐' Y: :>─--イ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,イ/: : :/l|:l: : : : : : : 代r'::::::リ lヾ: : : : : : /
/,.イ: : :/ /: |: : : : : : :イ、ゝ-‐'" ハ : : : : : : :'、 (織莉子、他は前の山賊を止めに行きましたか……)
///l: :./ /l : :l: : : : ヽ/: :.`ヽ. v r⌒ /ヽ、_: : :/⌒ヽ
/ ./: |:/ /.: | : :|: : : :/:\: : ハ ー' /: : : :__/
/: / /: : :ト、: !: :/三三≧ミ、: l三ミ¬<: : : : : :`:ヽ. 仕方ありません、
,: ハ⌒|ヽ: : :\`ヾ __三三三ヽ三}ミー"三ヽ、_>─ 丶
!: ! ヽ:.l \: : : Y´ ∧三三三ヽ/三ハミ/ヽ三三三ミヽ \∧∧∧∧∧∧∧∧/
l: | \ ⌒゙∧/ ∨三三三ミl三/ /弋!ミ/ ∧ < 私が止めます! .>
l: | /三ヽ_リ∨三三ミ/:; 'ヽ_/ ゝ >ヽ〉 / 丶 /∨∨∨∨∨∨∨∨\
ヽ| l三三ハ _∧三三/:/\_/て_/i /l// \
i⌒丶、 _>r'三∨ .∨ヽ/ /、 イ /ミ<三二 ',
ヽ、 ><三ミ〉、__/`´! \ /ヾ辷/三、三 \
- 288 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:46:19 ID:MOYl98OY
- /! l丶
l l ,! |
| ヘ / /
ゝ ヘ ,/ /、
i´ ゝ、\ _ __ / /,ィ l
ヽ.ゝ、ゝ,,_`ヽ. ,,/゙/~ /,/ / ',.イ
, '..ゝ-`,,_-ヽ ゝ ,, -t‐t´l l. | i/ //,ノ,. )
〆..(`'ー- `ゴ \イヽ ゞ、`` ヽ | |‐'´ ''゙,.〈.
// >─ ---ヘ ム ,r''ニゝ 、ヽ.ノニ-'',´-ノ
ノ / .ゝ二 _-ヽ (´,. { ヽ、, 、〔\,乂‐'゙,,ィく
/ i ....( - --`'''l ゝ、 ゙ゝ ,ソく,__/´、_~ ヾ‐_'ン キー!!
,i |i ..`'ァ─‐,/ノ (,ィ , i 、ヽ l `ヽ ゚ l゙_ノ
,' |i ゝ.二 イ,, ゝ ィ,_ __;,ン´ \ゝノ∨ソ
.i| |i f^ヽ_,,ノ ヽ 〕-=l´ヽ 【ヴァルチャーLv4】
i| .|i ...._K ヽ'' ´ ,.、 、 ,. ,、 / >l_ タカみたいな大型の猛禽類。
| .i、. h_i、_ , ゝ才'´/ ── \゙ー゙ヾ,ノ , ,ィ_n! 肉食だが、肉が非常に美味いらしい。
ゝ i、...` iヾ,,i-'- ハ )/ / ,イ i、 ヽ.\ (_ハ-'-i_ノ゙i´
.i| ゝ. ゝム. '´  ̄ "" ー' "" ̄ `' ムノ
..i| 丶
.i| \
.i| 丶
.i| 丶丶、、,,
i| \ゞ`
i|、 `\ 、、,
ゝ `丶`\ゞ
\ ,. ミ\丶 `
`;丶\丶 、`丶
\ 丶
\
- 291 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:48:24 ID:MOYl98OY
__ _
 ̄ ̄ ` ミ.、
>  ̄ ̄ 、
___ / >ー-.、
/ .}_ / | _」 ヽ
/ /.〉」 /' i i ヘ_! i
. { ,.'._l ./i ', .', ハ_、_ .,.-ト
〉.__ ./ .' .| ゝ.、 `!_|、._/!ノ
/,/! /! ! .! .、 ` ヾト、..、
/"// | .| ',ヘ、.ヽ、 .|',!ヘ >、‐ トヽヾ
《 i .' | i i ニ式.=`.-.', | 三=-i-ゞ !.|:| ゛ くっ……重い!
` k.! { |!|! .弋:リ゛ }.! 代仂 | .! | }" ミスリルでもまだ防ぎきれませんか!
>人 |i ,,, ,,, j./ i ハ
/ へ !.! ' u;/ \.. \ /
/ .i >\ _ /' .....\\.. ヽ //
.' /i \> . _ `. , .´ / .} \\..... o | //
!/ .| ', ,!、 .,ハ. i i. .\ \ 。/ / /
' ゝ. __ヽ }/: : :V: : :ヘ!-{ ヽ.人. \ \ .。 /
i´ `' \ .. /: : : : : : : : : }::ヘ__ / |. ヽ\ /
| i.ン: >-, ― 、: : :i - -二 二 - -
| ./',: : / , .´ ̄_` 'ヽ:' /. o \ 。
| / ヘ: -/´` ´ ヽ !| / ヘ .....o \ \.
/ /。/ \ \.
/ / `~´ \\
// / 。 \\
// \
/
┌───────────────────────────────┐
│華扇の戦士技能が この猛禽に比べ、まだ劣ることもあり │
│軽々と翻弄され、そして爪やくちばしによってひっかき傷つけられる。 │
│ │
│体重差もあり、全ての攻撃を鎧で防ぎきるというわけにはいかないようだ。..│
└───────────────────────────────┘
- 292 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/29(火) 23:54:31 ID:MOYl98OY
- ┌─────────────────────────┐
│そして当然、相手も素早く、命中力も回避力もそこそこある。 │
│目はないといえ、当てに行くのは少々難しいものがある。 .│
│ │
│だから魔法で攻める。 │
└─────────────────────────┘
A
/レ'
//イ
////
/////
/ ヽ //厂:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ . ィ//////
./ }/rイ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`//////∧ n.____◎ n
_. ---ー匕__ イミイ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i://////∧ ヽ .|┌‐┘ ,⊆ ⊇、 ○ ○ ○
. -‐  ̄ ヱ_ア.イ_.ノ:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}V////∧ i .L.二コ  ̄U ̄
_. 二. ィ_ ノ:.:i:.:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:. イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:V∨.廴 .|-==
イ> '´ 7 :.:.:.:. |: /:.:.:.:.:.:.X:.:.:.:.:.:.://:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:.:{ {'´ ̄
/:.:.:.:.:.:.:.|/:.:.:.:.:/__]>< /イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:/ }:.:.:.:.:.:.:.:|、_r'´__
イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:イ.穀⌒テ芯、7/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∠_∠_.ル':.i :.:.:. |:.:Vー---
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.//:Vハ {iiiiiiiiテ/:.:.:.:.:.:.:.>'´ z===tミ、 }: /:.:.:.:.:ノ:.:.i
./:;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./´:.:.:.:.ヽ} .ゝlllll/ .}:.:.:.>'´ テiiiiiiiiiV ヾiイ:.:.:.:.:/:. 八
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,;:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ .|/ Viiiill/ /:.!:.:.:.:/:.:/:.:.:.\ はぁぁァァ――
:.:.:.:.:.:.:.:>イ:.:.:.:.:.:.イ:.:.:.:.:ヽ ¨¨” /:.:/:.:.:イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
:.:.:.:.:/ .|:.:> '´ ̄ ーr-z\ ' /:.://:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
:.:/ V: : : : : : : :.} /:::::::\ r~ 、 イ/´:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/ ./: : : : : : : ://::::::::::::::::> .{ ノ _. イ:.:.:> 7:.:i:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.:
! イ: : : : : : i: //:::::::::::::::r-<::>--<:/`'</ /:.:人:.:.:.:.:{\:.:.:.:.:.
/: :}: : : : : : .}//::::,∠ヱ=-、_ヽ:::-=≠::::::::::::/ ム:/ }:.:.:./ ヽ:.:.:.
/: : : : : : : : : /'´::/ { / r~、 ヽ\:::::::::::::::::/ /|.: : :ー </ }:.:/
.i: : : : : : : : : : .':::::::::::{ LL>~⌒ 「`丶::::::::::::/ /! !: : : : : : : :ヽ .|/
i: : : : : : : : :./::::::::::::七ー{_r、_ .ハ. ヽ::::/ /::| |-一 : : : : : i /
┌────────────────────────────────┐
│[異貌化]。 │
│ナイトメアが生来 有する角を、力を込めることで更に奮起させると共に .│
│その“穢れ”からなる力を呼び起こす種族能力である。 │
│ │
│これによりナイトメアは、金属鎧等による魔法の発動能力低下を受けない、 │
│冒険者として優遇される特徴の一つである。 │
└────────────────────────────────┘
- 293 : 小さな名無しさん@この板は300レスまで@5/31まで企画実施中~ : 2014/04/29(火) 23:56:09 ID:QTzFgUV6
- それに発音が必要なくなるのも大きいんだぜ!
だからマルチアクション覚えたらザルツ地方の戦奏術を覚えよう!
- 294 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/30(水) 00:00:19 ID:ElJ.rzvk
- >>293 別にナイトメアじゃなくても元から……
/! l丶
l l ,! |
| ヘ / /
ゝ ヘ ,/ /、
i´ ゝ、\ _ __ / /,ィ l
ヽ.ゝ、ゝ,,_`ヽ. ,,/゙/~ /,/ / ',.イ
ゝ-`,,_-ヽ ゝ ,, -| / | / ,
(`'ー- `ゴ ,\__ノし//..` ヽ |...\__ノし// 、 \∧∧∧∧∧∧/
>─ ---ヘ / ..)/⌒ヽ(_ __)/⌒ヽ(_ ', .< ハァッ!! >
ゝ二 _-... ̄ ̄)ヽ__ノ( ̄ ̄.〔  ̄)ヽ__ノ( ̄ ̄ ̄ ./∨∨∨∨∨∨\
( - --`''.´ /⌒|「⌒\ ´、_~../⌒|「⌒\
`'ァ─‐,/ノ (,ィ , i 、ヽ l `ヽ ゚ l゙_| / , |
ゝ.二 イ,, ゝ ィ,_ __;,ン´ \ゝ.\__ノし//´ バババッ!
f^ヽ_,,ノ ヽ | / ,, )/⌒ヽ(_
_K ヽ'' ´ ,.、 、..\__ノし// ̄)ヽ__ノ( ̄ ̄ ̄
h_i、_ , ゝ才'´/ ──.)/⌒ヽ(_../⌒|「⌒\
` iヾ,,i-'- ハ )/ / ,. ̄ ̄)ヽ__ノ( ̄ ̄ ̄ ゙i´
ゝム. '´  ̄ "" ´ /⌒|「⌒\ ムノ
┌─────────────────────────────────────────┐
│その他、魔法に必要な発声、動作などを無視し、 │
│『感覚的に』魔法を発動させることが出来る。これにより、呼吸が不可能な水中や、 │
│例えロープに縛られた状態であっても、必要な発動体さえ手元にあればナイトメアは魔法を使える。 |
└─────────────────────────────────────────┘
<ドサッ……
_,∠ ̄`ヽ
/ ̄`ヾY´:: ::、:: :: ::\j
{ }} : ト、::`:: 、_::_:;>
ゝ、 _,. シ:: ::| -` ー一イTト. 、
/⌒>ヘ:: :: :| ,才矛 ゞ'|「ヽ:ヽ、
/i::ト、::ヽ: 从r'ーク 丶.从)ハ;:ノ
>::):イヽ_`¨´__こア ー‐'′ ……片付きました!
/ :/:: :: :ノ r─ 、L∠´}
∨(/⌒/r‐'′ {-L),ノ 馬は無事ですか、決して焦らず
,. -┴==ァミx_,. クーく,> 急いで走らせて、逃してください!
/ ‐ <∠,..、| 》´::;::/、`ヽ
/ ´ /-/>ミ/::ァ'^:::\ l }
{ ′_/=7//l7/:::キ:::::::::::::V´
、 l ≧=-v'〈/l_!,':::;:ィ廴_::::::::キゝ、
┌─────────────────────────────────────────┐
│話が逸れた。 │
│要するに、ナイトメアは普通の人間らと違って始まりの剣の加護を持たないが、 │
│代わりに特徴的な種族能力を有しているのだ。 │
│ │
│……角が生えるというのは、一般人にとって恐ろしくも映るため人前で中々使えないのが欠点か。 │
└─────────────────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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- 295 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/30(水) 00:04:00 ID:ElJ.rzvk
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┌─────────────────────────────┐
│私が倒したヴァルチャーだが、どうも欠片持ちだったらしい。 .│
│山賊を撃退したついでに死体を馬車に詰め込む余裕もあったため、. |
│その日の夜は、戦利品の鶏肉で私の腹がホクホクとなった。 |
└─────────────────────────────┘
- 296 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/30(水) 00:07:10 ID:ElJ.rzvk
_,. -─‐-rv'´ ̄lト、
/ ̄ヾスフ::::::::::::::`丶、 ヾj}
l l,ゝ:::::ト、::::::ヽ::::ヽ j
| ム/:::::/ \:::::::l:::::::「
ヾニ__ ィr':::/-‐- ‐ト:::i::::::リ、
/ ハ ∨::Yイ´ハ イ´i.レイ\>
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〈_∧:::::|_|:::八、 rーノ/ノ::::::ヽ ふう……
ゝイiノ、))r¬ェイ-、イ::_,ノ_,ノ
/ ヽ:::::}辷ヘ:::`ヽヽ
. / `Y/`::>-‐―┴'‐- 、
. '、 r-ヘ/ ヽ:::::::::::::::::((::::`、
ゝr'「´/\ リi:::::::::::::::::::ヾ、:::l
. ______l \//Xヽ∠||:、|.|`:ヽl,:::::`ミト、
|ヽ /i \/ / ||:ノノ::::::::|::::::::::::| ヽ
| \. l:::| Y ||'__:::::::|:::::::::ソ }
┌─────────────────────────────────┐
│道中、森の開けた場所で行商隊は休憩を取るが、深夜の警備も忘れずに行う。│
│ │
│人族の山賊にとっては日中が機会だが、逆に蛮族やアンデッドといった .│
│その他の危険はむしろ日が出ていない深夜にこそ行われやすい。 .│
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- 297 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/30(水) 00:15:34 ID:ElJ.rzvk
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/{ .| 八| j_り \| |/,リ「  ̄`| 月が真上を過ぎた頃に交代でしたね。
く/|八レ' | ' / ´ | .人
ヽ /、 r 、 // /| ,' ヽ. だいたい今が……あと2時間くらいってとこですかね。
/イ へ、 / /| _/_ / ; }
/ / / >-rァ'|/|:ァ'"::::::`ヽ. /レ'
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レ'´ ∨ レ∨_」ーイ/::::::::::::::::::::::::| /
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│昼間の戦闘の最中、私が異貌化した姿を何人かが見かけていたのか │
│口々に噂が伝わり、今や敬遠される存在となっていた。 │
│仕方ないだろう、“穢れ”を持ち、あげくその力を利用するナイトメアは ..│
│由来的には力を求めて“穢れ”を得た蛮族の行動と似通ったものがある。 │
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│私も出来るものなら控えたいのだが、残念ながら私は弱い。 │
│こういった種族的な恥も外聞も捨てて、とまでは言わないが 手段を選ぶことは出来そうにない。 │
│ │
│……流石に、法を犯すラインまでは破るつもりもないが。 │
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- 298 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/04/30(水) 00:20:56 ID:ElJ.rzvk
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│その後 しばらく警戒していたが、交代するまで夜襲は無く、 .│
│寝付いた後にも叩き起こされなかったことから襲撃は一切無かったようだ。│
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ゞ;ミゞ |王|王| . || |王|王| . | |ニi |王|王| . || |王|王|. |三ノヽミゞ;;;
ソミゝ:ミゞ!LLLi .|| .'LLLLLLi. .| |ニi :.LLLLLLi || LLLLLLi |三;;;ミ;;ヽミゞ;;
;ノ:;:ヽミ;:;ミゞ;;; || i=======i====i . . . . || . . .|:ニノミヽミゞ;;;
ソ;ノ:;ミ;;ゝミ;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ソミヽミゞ;;;ミゞゞ
ソミゝミゞ;;;; .. .i^^ii .i^^ii ;ノノii;;;ヽミゞ;::;;
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│そして翌朝、行商隊はナイムハイラへと辿り着き、 │
│そこそこの賃金を得て 私は学園寮に戻ったのだ。 ....│
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