剣と魔法と邪道プレイ 第95話
- 78 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/20(水) 03:46:35 ID:SwgFQi8Y
- ___________ : . : : . : : . : : . : : . : : . :| i |
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|i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;||i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;| ,-、 : . : : . : : . : :| i |
|゙==========||===== ⌒Y⌒| ii ) : . : : . : : . :| i | iヽ
|i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;||i;i;i;i;i;i;i;i;i;i || ;i; `-' : . : : . :| i | ヽi`i:|\
|i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;||i;i;i;i;i;i;i;i;i;i || ;i;| : . :| i | |`i :| i;;;\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .|| ̄ | i | |\ ' | i;;;;;;
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i;; ヽ,,.. ........ヽ.、 :'. .,: :'. .,: :'. .,: :'. .,: :'. .,: \| i;;;;;;;
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i\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ((,',',',',',' \ \ :'. .,: :'. .,: :'. .,:
:'. .,: |i\\ \ i\ \ \ \ :'. .,: :'. .,: :'.
r'゙ ,' ,i !゙ ,/ ,r'´/, / ``ヽ,
,イ、_(, ( !j k、〃f゙ ,r' ィ; `ゝ、 ゙ヽ
/゙ゞ'´ ̄`ァf''"゙゙´ ̄ `ヾ, `ゞ、 ヾi
,ノゞ! ((`j ゙i 、 \ j
i゙j ,! ト, `ヽミj
ゞノ-=;、,,_, ,' _,,.、z==-' `ト、、 `ミゞ|
ゝ ,ィモラ冫' <ィぞテゝ、 .V ,`ゞトN
゙l イ′ ` `` l/^ヽ`, 〉
| / ; カ 〉! k,l
ト ヾr=‐、, , ' ' ノ_,ノトト;j 金?そうか金の話か、
! , ´ 「,イヾ ヽ〉 なら無理だ。
} ´ ̄ ̄`` ,! ( ik、` j
j;:!、 ´ ̄ ` / ,ゞ、V 〈 俺は武力以外の、特に金と学識に関しては
`ゞト, ' ' ,. '´,ィ´ ゙i j 全く解らんからな!
イk>、、___,,ィ´-‐''´ ,イカノ'
ヾjゝ=、 r‐'"´-、,ュ ,r'´ ,;i|ー-、、_
_, イト、 ,!,!lゝ'⌒ゝ( _,ィ´ , ィ´ ,イ,イ `フ''ー
_,, 、ィ‐r''´フ`>、ノ,!l ,ノXゝ ,ィ´ ̄``'ー'- 、、/ /
┌──────────────────────────────┐
│国の将軍を名乗るものから直々にお招きを受けた私。 │
|アバン殿に話をかけあってくれるとのことだが、その前に一つ |
|こちらが金について困ってる事を話すと、詳しく言う前に即座に断られた。 |
└──────────────────────────────┘
- 79 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/20(水) 03:50:34 ID:SwgFQi8Y
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
// | それに金に困ってるのなら、
〈::〈 _ __ /´ ̄ `ヽ | 貴族ではなく借金取りに言えば
. -‐‐' ´: : : : : : :` 、 . | いいのではないか?
. /´  ̄ `Y´. : : : : : : : : : : : : :\: \ } ヽ_____________乂_
l /. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.\: \__ノ
| /. : : : : : :/:!: : : \: : : : _: : : :.\. \≦≠ ニ二フ
ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ト: : : : ヽ:´\: : : : : :)>:\ \ \
ノ: ノ!: l: : :|:l:|:.|:ノ\: : : .!: ,ィ≦k: : : \: :}: :\ \/
///l: :!: : :!:l:|人 )\: :}´ i以リハ \ )メ、}ノ:.ヽ
く/〈./人:j: :从八x==彡 )ノ """.|:i: : : : \:\:ノ: :〉 金といいましても、
/:\: :.Ⅵハ"" ' リ:i: :\: : :.\ :ヌ´ 金欠の話ではありません。
. /: : : /)ハY入 / } /く: : : :l\: : : )
/: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |<.┐ :): : :ノ ハイ 冒険先で手に入れた戦利品が高すぎたからか
レ〈:.∧!: : :リ人!:F干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒\ 貴族家に買い取ってもらったのですが、
)/\:.(`Y r┤厂 ∨::::::::// ヽ どうもその貴族が私を取り込みたいらしく……
/ ヽ) | j::ハ厂 |}`ヽ:j/ i
/ Ⅵ::::{〈し'⌒ リ }:〉/ .ト、
- 80 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/20(水) 04:02:08 ID:SwgFQi8Y
- _,,..,,_ ,,,.. --- ...,,_
., '´ `ヾ `' 、
{ r/]/ \- 、
rゝ-='" ̄, ' ./´ ハ ヽハ
く/ |/ /_」- /| | ∨、
/'/ .;' ./fてl!`ヽ | / | |/
,|/ r| {弋_リ |/ト./ | ハ\
/ , .八 | `´ ァr'| ,ハ /l」ヽ/
/ ;' , \| , lリハ!/|イ、
{ /| ./| ./| l _ `/ 八、 \ かといって無理に断れば、
∨ソ 、/ 人 ,ハ レ |\ ノイ )\ ハ 相手を怒らせて その借金を
}/こ ヽ|/-、 / >=ァl斤/ | イ リレ' 踏み倒されないかと不安でもありまして。
/─- 、r }-r‐|7〒ア´/::/7´ ̄`ヽイ
./ ‐-、ソJ:::rん)ヽrイ::::::// \ そうすれば、あまり冒険者として
.r' -、 ,イ:::::::{ゝ_ンノ:::::::::::::|{ } 名だたる名誉を持つわけでもない私は
/\--//:::::::::::::l/:::::::::::::::::::::|ト、 、__」_/ 抗議をすることも出来ませんから。
./ ─ヽム{::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::八∨、rヘ_/|/ 万が一のために他の貴族で宛てを探してるんです。
.;'-- 、 ト人:::::::::::::::l!::::::::::::::::;:イ / ∨ ;'
┌─────────────────────────────────────────────┐
│貴族とは、「国への貢献度が高く、一般市民よりも国にとって重要とされる」人間、あるいはその家系である。..│
│たとえばある騎士は竜をも殺せる人間だが、常に借金取りに追われる身であり 国としてその騎士を .│
│手放したくないが為に、政令を出して、あるいは法律をねじ曲げてまで騎士を守ろうとすることが出来る。 │
└─────────────────────────────────────────────┘
,イ、_(, ( !j k、〃f゙ ,r' ィ; `ゝ、 ゙ヽ
/゙ゞ'´ ̄`ァf''"゙゙´ ̄ `ヾ, `ゞ、 ヾi
,ノゞ! ((`j ゙i 、 \ j
i゙j ,! ト, `ヽミj
ゞノ-=;、,,_, ,' _,,.、z==-' `ト、、 `ミゞ|
ゝ ,ィモラ冫' <ィぞテゝ、 .V ,`ゞトN
゙l イ′ ` `` l/^ヽ`, 〉
| / ; カ 〉! k,l
ト ヾr=‐、, , ' ' ノ_,ノトト;j なんだ、貸してる話か。
! , ´ 「,イヾ ヽ〉
} ´ ̄ ̄`` ,! ( ik、` j なら そういう面倒な話は
j;:!、 ´ ̄ ` / ,ゞ、V 〈 アバンの奴めがずっと
`ゞト, ' ' ,. '´,ィ´ ゙i j 得意げにすることだな、確かに。
イk>、、___,,ィ´-‐''´ ,イカノ'
ヾjゝ=、 r‐'"´-、,ュ ,r'´ ,;i|ー-、、_ だがいかに貴族とはいえ、
_, イト、 ,!,!lゝ'⌒ゝ( _,ィ´ , ィ´ ,イ,イ `フ''ー 10万なる金をポンと出すことは
_,, 、ィ‐r''´フ`>、ノ,!l ,ノXゝ ,ィ´ ̄``'ー'- 、、/ / 中々無いぞ?
┌─────────────────────────────────────────┐
│例にあげた国やその騎士の評判が悪くなることは間違いないが、 │
│有事の際に国を守れるような優れた騎士であるならば、国に住む人にとっては │
│蛮族や魔物に襲撃され 国ごと滅ぶよりはよっぽどマシであるため、強く文句を言うことも出来ない。.│
└─────────────────────────────────────────┘
- 81 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/20(水) 04:07:00 ID:SwgFQi8Y
- _,. -‐…‐- ,_ _
r …‐- 、: : / : : : : : : : : \ ヽ_
〔__. YY: : : : : : : i: : : i: : \ _}
{:. :. _}_}: : : : /.:../|: : : |ハ: : : ヽノ
人: :.:. :.:i. ア.ノ: : : /―: :|: : : |―..:.:i: :i
/⌒ )>u匕ノ: : : :/:/___ノ|: : : |_|: :|: :}
_ _,.´ //: :/: : / : : て刃かテ |: : :刃か :|: :|
⌒ ( /: :/: : /: : : :,イ乂ツ |/乂ツ}i.:ノ:八
/: :/: : /: : /イ} ' ,小:{: : :)
/: :/: :ノ: //:.込、 、 , _攵: :.|Y 別に現金でなくたっていいんです。
/:_ノ.Y :/:イ Y´:..:.:.}:>: . __. ィ´} ヽ}ノ
(:(. 人( ノ:.ノ 「 ̄ ̄ ̄}}i{^}ノ.:.|. / .冒険者ですから、先立って
\( `Y / ⌒ ヽニ=‐-.}|ir[]rin,_ 必要な装備が手に入れば、それでも良いのですが。
´, /: . :}}:. :. {_{ロ{包い、_
Y´: : . : ∧:. :. :. `¨弋にツ \ 「最高級」の武器防具となると
{ : : i{: :\:. :. :. :. :. :. :. :. :. :ヽ 国や貴族なら保有していると思うのですが、
人 、 リ: : : :}}:. :. :. :. :. :. :. :. :. } ビッテンフェルト将軍はご存じないでしょうか?
>-. . . <
>'´: : : : ::ヽ: : : : l: :ヽ、
,.:'´: : ::>-: : 、: :ミ : : |: : :}:`ミ、
,:' 三彡´ >- : ::_Ⅵ.{: :ノ: : :ノ
,'彡´ : :_,r'´ 7¨`ヽ「 .`fミ:}
,ノ ,: :-彡´ノ { }' .|ミ}'
/: :,:': :彡´ ノ ヽ |ミ}
{: : i.Y'´} 「 `ヽ、 ` lミ;}
',: :レ{ Ⅳ, ,_セ_≧..、j __>-{ミ:}
}: : ヘ { `r ´ tァ- /,リ'
{ハ>'’L_l ヽ .l  ̄ l'
Y'´ ,: : : ::}..| ` | /
{ル /: : : :/.∧ -=r' ./ハ ものによるな。
{ハノ: : :{' ∧ に ̄_} ./ : : }
{ {{: :九゛'' .∧ ー - /i: :{ リ 無いとは言わんが、俺だって
人{乂{.ニニ゛'.., ,/ル:.レ' 使っている装備はその「最高級」のものだし、
<{ /ニニニニニニ>―‐<ニ}レ' 他の貴族が家宝にしているものだってあるぞ?
<ニニニニニヘニニニニ>--'_}__,,、、-‐‐‐‐- 、.
<ニニニニニニニニニニニニヘ., ´ __人 /
. ニニニニニニニニニニニニニ./ `丶 、 l'>
. ニニニニ \ニニニニニニ., '´ >- _} /ニニニ>- _
.ニニニニニニ∨ニニニ/\ _ノ `> __ <ニニニニニニニ心
┌───────────────────────────┐
│「最高級」――――SSランクの装備は、いずれもそのほとんどが │
│魔剣、あるいは魔法の物品となっているため大変貴重であり、.. .│
│手に入れる機会がないため コネを当たるしかなくなる。 │
└───────────────────────────┘
- 82 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/20(水) 04:13:42 ID:SwgFQi8Y
/´ ̄"`ヽ-,
r' !ζ‐-_.、_,, -.、
,i /、}"´.:.`"=- 、_ヽ,
゙、ゝ,,--‐´、_r"/:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ, i
!´,'i:i`.‐゙´:.:.:/:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.ヾ,
|/i:i:::!.:.:.:.:.:i/‐‐-、 .',:.:.:.:.|.:.:.:.:.:.:.! r、=、
/:./:|.:.i. |茨テ'、 ヾ,:.:.:__:.i.:.| ,, ゙i//゙,`ヽ,
, -‐´,:.:.:.`ヽ-'.:.:.:.:.:i弋'ノ ,_=、,'`',:|/ , -", -´i゙/∧. ',
/γ´_,-,":.:|.:.:.i,:.:、:.:.、"" , .リj゙/:.:/, -´, -" !`i_', i ええ、だからこそ10万Gも出せば
´(/ ̄_./.:.:.:.!.:.:.|ヽ,:i.:.:.ヽ, ー "/, ‐", ‐´._ _ | iゝ、_| 買い取れなくはないと思いますけど。
´i, ‐'"i.:.:.:∧:|ヽ,:.:.:.:ヽ-=, ‐´, ‐",、`ヽ:. ̄.:く, ! i'::::::::::,'
|_;,/-、‐‐.ヽ;; -"´,‐"´}-゙r,、ヽ-=,´ ̄`/./\__/ どうでしょうか?
__ / .ヽ,‐´, -"<ゝ(_(rソY、.:.ヽ'i v、! ,'
,r/´/ ', , -", -",:.:.:.:.:.:.:~ミ彡イ.:.:.:.:.|, --.、 ./ /
// i゙r,`-、. , -´, -"/ ヾ;:.:.:.:.:.:.:.:.:.;'.:'.;:.:.:.:.:/ `ヽ、 ,'
ヾ, i゙ !、, ‐‐ヽ´, -,´ ___《.:.:.:.:.:.:.:.:.:.':.:.:.:.:'.:.:.:.i ヽヽ,
ヾ、___i_ 彡ヽ,`ヽ,r‐" ヾ,:/.:.:.:.´.:.:.:.:.リ.:.:.:.i ヽ,ヽ、
ヽ-"´/i ヽ,/r.、_,/`´、.:.",:.:.:.:=:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ `, i`"‐、_
ヾノ / | \ ==、|ヽ,.:.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ミ:.:.:.゙i、 ヽヽ,゙ヽ ヽ、
┌──────────────────────────────┐
│なので、SSランクのアイテムはそれ未満の装備よりも │
│ずっと非常に高価となるのは、コネをあたって、あるいは買い取るために│
│支払う必要のある、希少さによる価格の高騰をも含めた市価だ。 │
└──────────────────────────────┘
r<: ̄:\:.\:ヽ...
≦=─- : : : :.V: :}: :}ハ.
/ _:_:_:_:_:_::ヽ: 寸: |:./: /:ム
/ /: : : >==卞寸_:斗<: : ム
./ イ: :/ ( {ハl V ハj
/イ/ : : / .ノ j }ムノ
Z/: : :. :/ _ 彡 V:}
ム:.イ V:{ ーtテ≧ r≦tテ- 小
八: :{l八 、 | ハj さあな。
V:\ }ハ l | / 言っただろう、俺は金の話には疎いと。
-ー从: :八 <_j.7 .ハー- __
>≦ \ | ム ー─ ─ ./} } } 7寸=ー- しかし最高級の装備というと、
< \ >弍Yム \ ¨¨ /リ|≦。__ ム / || l|ム 魔術師ならやはり杖か?
ヽ >≦二二ム乂\...\ /イ/二二二≧< || ||二
≦二二二二二二∨Y > ≧=≦4./二二二二二|| ノム /二二
┌────────────────────────────────┐
│うまく交渉することが出来れば、場合によっては │
│その市価の半分で買い取ることも可能であるとかなんとか。 .│
│逆に言えば、市価の半分は入手にかかる必要経費にあたるとかかんとか。. │
└────────────────────────────────┘
- 83 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/20(水) 04:17:36 ID:SwgFQi8Y
- -─-
, ィ爪((//∠ニ=ー
{ Y 7¨ヽ¨¨`ヾニ=ーミ
!/ j ノ ミニ=ミ
〈ーtァY ーェテ` }ミ=㍉
/ |レヘ ミ
( ` ノ リ .))リ
| -ニニニ=ー j r爪{(
ハ  ̄ / { l 小 それならむしろ、
イィム / 从乂 お前の本来の相手、マルフォイ家の方が
リf=≧=≦====T )ソ ずっと持ってる可能性もありえそうだがな。
|( lYl ) し'⌒)|廴
__.,,。r ≦ {{ {{≧山≦>< jj ≧jl ー- _ 実力こそイマイチな連中ばかりだが、
仏 乂 //ニニニニ> ⌒ <ニニニニニニニニ≧==// / ̄¨¨7Y 金と手回しだけは王国一だぞ。
.// / //ニニ>( つ (::) r:::::) <ニニニニニニニ.// / /∧
,イ/ / //ニイ ))≦ニニVニニ≧ し ヽニニニニニ// / //=∧
/ニj ヽ. //ニ/AVニニニニニニニニニニニフ /ニニニ==// \. //====、
ト.、
_ _,,.. --──- 、,_ノ }
., '´ `Y´ `' 、_
.,.' |‐ァ / \}- 、
.| ,ハ_} // | ヽ ';
,ゝ、.,_,,. イ ┘ ' ‐|- /| | '; '; |
r‐''"´/, イ__r' | / ,ム、_./ ; ,ハ | レ'}
 ̄く/Y _| |! ,イhノ 「lヽ / / /ト | |/
/ { r | lレ' ゝ--' |/ ァlト、 ,ハ ;|
./ /ヽ._| 八 {h! }/ | /;|
; / レ' | ヽ、 ' `´ |/レ' ∧
| / ' 、| ; _ ,ム、く/\] ええ、まあ……そうですね、
/ ' 、 ;' /、 ,、 , イ ハ 杖が欲しいとは思ってますが。
/ _,.イ /\/ /、 > 、.,,/ ,ハ/)/ ノ
{r'"| ,、 |>ー<\::::\. / /、/、/)ハ 決めあぐねてるところでもあります。
∨ / `' \::::`r/ ´ -く/' ;
/ \ }:::/ ̄` 、// {、
| / \`∨ ̄`ヽ / { ヽ}
'/ `'|\ イアゝ、__';
┌─────────────────────────────────────┐
│決めあぐねてるのは、具体的にいうと │
│>>1の手元に新サプリがまだ手に入ってないからでもあるのだが、 │
│それでもやはり第一候補はHPを代用に消費して魔法を唱えられる杖〈メイガス〉である。 │
└─────────────────────────────────────┘
- 84 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/20(水) 04:24:30 ID:SwgFQi8Y
- ,' !: : : : :ヾ: : : :ヘィ  ̄ ヽ
i ム: : : : : : :',: : : : :ヽ 丶
_ム /〉 : : : : : : : l: : : : : :ト、 }
ヽ人 ィ 、∧: : i: : : : : :|: : : : : :|: ', /
ィ辷リ斗イ厂てイ :/ ':,: :|: : : : :∧: : : : : |: :l ム
///: : ': : : : l: : : : :/丶 ヽ|: : : : :|: !: : : : : |: :|" rx′
/ミ//: : :/: /: : :リ: : :/ _ ヽ、j|: : : : :|: |: : : : : |: :ト<│!ヽ
/三/イ: : :イ 7 : /: :,イてアト、 ヽ : : : :|∧: : : : :∨: :|//}!|
ヾ⌒ !: /: lト|<ニイ |!:::::::::::::∧ \: : :| ヽ: : : : :\匕ィ/ ただ、魔法の補助以外でも
!/: :从ゝ: : : :リ代辷>´ j!` \j _⌒` ┬─< .武器の使いようはありますから。
/: : :/: : : 〉.: : : :| ゛ー ィ:て>r、/∧: : : : \ / }
/: : :/: : : イ : : : : | , 辷´ "//: : : 、: : : : :\/ ノ 別に専業魔術師というわけではなく、
/: : : ://: :/: :|: : : : / ゙ /´\:_:.\:_/⌒/ 杖以外の武器を振るわないわけでもありませんので。
: : : : :リ: /: : : 人: : : l 丶 <⌒, 人: : : : :\  ̄_/へ /
: : : : :ヾ{三三辷\: ト、 \ ___ <:\ \: : : : :Y ゝ、へ>七フ
: : : : : :∧三三三≧、 \//>'弋辷⌒ヽ \: :/ ヽ/ ) 〈 /
,、ィ"´三二`''ー-、、
,ィイィ彡云三二`ヾヽ `,
Y'リ"``ヾメ三ミミヾヽ.:.:::!、
| ゙、ミミヽ``ヽ.::;;;:;;:!
j_,,,、、、 ト、r‐、`ヾ.:;:;;;;;;:ヾ
〉''tァ ミ! ハi.:;i;:;:;;;;;;;;;:;;|
/ ,' ソ.:;;!;;:;i;:;;;;!;;!
ヽ,_ ,, ′ , イ.:;;;!;:;;l|;;;:;V セシリアを打ち負かすくらいには
}-‐' / i ヾ;;;;;;;;!;:;;( 戦士の実力も有する、との話だったな。
〉 , ' | ))ィイN/
ヽ _ ,,.ィ´ 」 -‐''"リソ 魔法戦士か?
ト、 ,ィ彡‐ュ >.--‐rr=r r‐ァ─- 、
〉Y((こ ,、‐'´ // //, イ.:.:.:.:.:.:.`ヽ
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ _, イVVト、フフ"´ ,//ノ'"::::/:::::::::::::::::.:.゙,
| いえ、そんなご大層なものでなく単に ..| ../⌒Y/ ,,、‐'"´.:::::::::/:::::::::::::::::::::::::!
| 腕っ節の強い魔術師みたいなもんです。 | ,r=ュj! __ノ( )〕 ,r''"´.:.::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::|
乂_________________ノ.ヽ( ソ>=<≧>/.:.:::::::::::::::::::::::::,イ::::::::::::::::::::::::::::::l
/ .:.:.:.:.:.:. :.:.:.:::.:V^7 /'"/.:.:::::::::::::::::::::::::::ノイr'´:::::::::::::::::::::::::!
/ .:.:.:.::::::::::::::::::::::.:V //.:.::::::::::::::::::::::::, イ^ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::!
- 85 : 小さな名無しさん@この板は300レスまで : 2014/08/20(水) 04:26:12 ID:G3MeZkmM
- おう、こんな時間に投下とは
- 86 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/20(水) 04:29:59 ID:SwgFQi8Y
,. . ';. ;. ;.: ,:'.: .::、
,r '´ ミミヽ州'j;j'f゙r' ≡ミ;:、
ノ ,r,,r= ァァ斗rr;.ィニ''´ヾミミ ヽ
〃 ,rイ リ〈( '´ )ノ `゙トミミ!
〃,彡! )) ';ミミi
レィ彡!、、、,,,,__'′ _,,,,、z=='';ミミ;!
,レ,ィ彡! ,rf弐 ヽ ィrモテュ、 トミミ;、
{jii;ハミl  ̄´.:', :. ` ~´ ;ミハミ}
{jiiい;! .:::i ;; ,リ !N!
ヾiiい' ',. 〈 _;;:_, { 〉N! だが、セシリアにしてみせたように
ノハ;. ; 、 ____,, ,′ノ;j.( 戦士として戦えないわけではないのだな?
〈 .:;;ijト、 、__,, /!ji .::i′
V .l:ji ヽ ,:' !ij V′ ではアバンに取り持つついでに一つ、
Vj:jiL_ `:、 ,.イ l;;V 冒険者であるお前にくれてやる依頼が
/7 ー-`ニ``゙゙゙"´ニ -‐'Vノ あるのだが……
_// '"⌒Vi 1 レ'/⌒゙` い
ニ二´ 'ー== 、 __.ノノ 1 lk′ ,い _ _ _
 ̄``ヽく_ノ八ト、`ー''フ´ /7
V/ ⌒ V/´ ′
__∠二_ \
. ..-‐..: : : : : : : : : : : `: ...、〉
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ、
_ニ∠: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、
, -┴┴ イ ゝ、: : : : : : : : : : : : : : : i: : : : : : : : : :ヽ
/ Y 〈: : : : : : : : : : : : : : : :l : : : i : : : : : : ',
/ リ⌒: /.: : : : : : :i: : : : : : : }: : : ,' : : : : : : : ,
! /: : :/: : : : : : : : l: : : : : : /:i_:_/: : : : : : : : :i
' />: :/: :': : : : :/l:_:|: : : : : /:7∨l`ヽ : : : : : : l
\ イ ノ: ,'.:/: : :ゝ:7´|: 人`: /リイ ,≧ミ、: : : : : : : :|
>/T  ̄〆: :.|从: ´ : ム≧ミ、 )' イr':::| }リ: : : : ,イ:l
,r ',ィ/ーL__/: : : : : :リ|: : :イr':::::ハ ∨:ノ ハ : : /| !/
/ /// ノ: : : : : : :i: :∧: :∧:::::::リ 、 `´ |: |: :/: ',
/ / /./ /: : : : : : : :|: : : :ヽ|ハ `´ /: :レ': : ::∨ ……私が呼ばれた理由が
゙ー' L」 /: : : : : : : : :|: : : : :': ∧ _r 、, /: : : : : : : : ヽ それですか? f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
/:イ: : : : : : : ∧: : : : : : ∧、 ト、}/: : :i: : : : : : } : :', | 話を聞いてみたかったのもあるが、.
|/ |: : :ト、 : : : : ゝ: : : : : : :l‐-、 T|/、|: : : : :|: : : :,イ/ ヽ: ! | まあそうだな。で、依頼内容だが
ヽ: :i ヽ: : / ヽヘ : : : : |:::::「ヽ、ト<へヘヘイヽ//' |/ ヽ_______________乂_
)´ ∨ /:)´ヽ : |:::::ゞ´_|\! l 「/:|ヽ、
∧::::::::::::::ヽ:<〈 ト∨、///:、i|. \
/ ゝ、:::::::::::::〈 Y |/ /__}:::::ヽ \
- 87 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/20(水) 04:34:27 ID:SwgFQi8Y
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, ィ爪((//∠ニ=ー
{ Y 7¨ヽ¨¨`ヾニ=ーミ
!/ j ノ ミニ=ミ
〈ーtァY ーェテ` }ミ=㍉
/ |レヘ ミ 俺直属の騎士団なのだが、
( ` ノ リ .))リ 対魔術師戦の経験が少なくてな。
| -ニニニ=ー j r爪{(
ハ  ̄ / { l 小 .魔法を受けるだけなら他にも頼めるのだが、
イィム / 从乂 .戦士の攻撃を捌ききれるような魔術師を
リf=≧=≦====T )ソ 相手に積む経験が中々得られないのだ。
|( lYl ) し'⌒)|廴
__.,,。r ≦ {{ {{≧山≦>< jj ≧jl ー- _
仏 乂 //ニニニニ> ⌒ <ニニニニニニニニ≧==// / ̄¨¨7Y
// / //ニニ>( つ (::) r:::::) <ニニニニニニニ.// / /∧
,イ/ / //ニイ ))≦ニニVニニ≧ し ヽニニニニニ// / //=∧
/ニj ヽ. //ニ/AVニニニニニニニニニニニフ /ニニニ==// \. //====、
/ニr::Y⌒Y./ニ//ニ Vニニニニニニニニニニ//||ニニニニニ{ { / .//ニニニニ=
/ニ==|::::| .j/ニ { {ニニ〉〉=ニニニニニニニ=//=||ニニニニニ| |ー< } }ニニニニニニ
r'゙ ,' ,i !゙ ,/ ,r'´/, / ``ヽ,
,イ、_(, ( !j k、〃f゙ ,r' ィ; `ゝ、 ゙ヽ
/゙ゞ'´ ̄`ァf''"゙゙´ ̄ `ヾ, `ゞ、 ヾi
,ノゞ! ((`j ゙i 、 \ j
i゙j ,! ト, `ヽミj
ゞノ-=;、,,_, ,' _,,.、z==-' `ト、、 `ミゞ|
ゝ ,ィモラ冫' <ィぞテゝ、 .V ,`ゞトN
゙l イ′ ` `` l/^ヽ`, 〉
| / ; カ 〉! k,l そのくせ、蛮族の魔術師といえば
ト ヾr=‐、, , ' ' ノ_,ノトト;j たいていは硬い外皮に、それなりの身のこなしも有するし、
! , ´ 「,イヾ ヽ〉 魔法の系統によっては それ自体に防御手段を有する魔法もある。
} ´ ̄ ̄`` ,! ( ik、` j
j;:!、 ´ ̄ ` / ,ゞ、V 〈 たしか【幻身】だったか?
`ゞト, ' ' ,. '´,ィ´ ゙i j
イk>、、___,,ィ´-‐''´ ,イカノ'
ヾjゝ=、 r‐'"´-、,ュ ,r'´ ,;i|ー-、、_
_, イト、 ,!,!lゝ'⌒ゝ( _,ィ´ , ィ´ ,イ,イ `フ''ー
_,, 、ィ‐r''´フ`>、ノ,!l ,ノXゝ ,ィ´ ̄``'ー'- 、、/ /
- 88 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/20(水) 04:41:38 ID:SwgFQi8Y
- / ̄ __`ヽ
-┴/´ ̄: : : : : : ̄:`:.ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/ ̄ `ヽー"、: : : : : : : : : : : : 、: : : : : : : : : : : \
/ ヾ 〉: : : : : : : : : : : : :\ __: : :-‐ : :\: \
/ |トヽ: : : : : : : : : :i、: : : :ヽ´: : :__: : : : ', `ヽ
| 〃 }: : : : : : : : : :|_ヽ: : : : ヽ彳、ヽ: : : l __
l ノ: : : : :ヾ.: :/ :| \.: : :| ヾ::ヽ 、: : :ヽ  ̄. .―. .、
丶 ノフ /: : : : : : : :メ: : : :!≧= ヽ: :| ゝ' \: : \: : : : : : :\
ヽ、゙テ/┌": : : l: : : : : : : : : :ん_ハ ∨ ', : : :ヽ ̄ ― 、 ', ブリンク
7/-┘丶: : :'、: : : : : : : i:||:::::::::〉 ` l: : :/:|、 )' 【幻身】ですね、確かに使えます。
//リ: : : : : :゙、: : : : : i.: : : :l: |ゝ-" ,ィ /レ': :l: :ヽ
// |: : : : : : :l: : : : : |: : : :|: : ヽ // /: : : :/: : : l ええと……つまり、蛮族の一般的な
// l: : : : : : :l: : : :i: :|: : : :|: : :ハ:.\ ` /: : : /: : : :/ .防御の整った魔術師を相手にする経験が
// /: : : : : :/: : : /: :l: : : :l:/: :ヽ: :ヽ―――<.: :/: : :/ 得られないから、私を訓練相手に……なるほど。
// /.: : : : : :/: : : /: :/ : : ,イ: : : : : ∧: :| ///_:, -'‐ 、 _
/ /.: :/.: : :/: : ,イ.: :/: : :/: |: : : : : :|=∨==' ´::::/  ̄ \
/.:/.: : :/:.: :/. |: /.: : ://〉.: : : :/ヽ :::::::::::::::::::( { / ̄ ソ⌒ ヽ
/イ: : :/イ:.: :/ |/l: :/´ l: : :/ \::::::::::::::::ヽ } )ヽ ヽ |
|: :/ |: :/ l/ /|/ \::::::::::::::l ヾ ̄ ⌒/ }/...、
┌─────────────────────────────────────┐
│NPC、つまり敵として出る蛮族の多くは魔物とデータを同じくする。 │
│魔物データはこちらがPCとして使うデータと違い、ある程度 一定の肉体能力を、 ..│
│例え 魔法使い型の魔物であっても、戦士並あるいはそれ以下の回避能力を持っている。.│
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────┐
│PCは戦士系技能を取っていなければ レベルによるボーナスを得られないどころか、. |
│能力値による補正すら抜いた平目でしか振れないのに、だ。 │
└───────────────────────────────────┘
-─-
, ィ爪((//∠ニ=ー
{ Y 7¨ヽ¨¨`ヾニ=ーミ
!/ j ノ ミニ=ミ
〈ーtァY ーェテ` }ミ=㍉
/ |レヘ ミ
( ` ノ リ .))リ
| -ニニニ=ー j r爪{(
ハ  ̄ / { l 小 うむ。別に経験が無いわけではないが、
イィム / 从乂 階級の高い魔術師となると中々相見えないのでな。
リf=≧=≦====T )ソ
|( lYl ) し'⌒)|廴 逆にそういった奴が出てきた時は
__.,,。r ≦ {{ {{≧山≦>< jj ≧jl ー- _ 蜘蛛の子を蹴散らすようにかき乱される恐れがあると、
仏 乂 //ニニニニ> ⌒ <ニニニニニニニニ≧==// / ̄¨¨7Y 階級の高い魔術師は厄介だと俺の騎士団に
.// / //ニニ>( つ (::) r:::::) <ニニニニニニニ.// / /∧ 教えてやってくれ。
,イ/ / //ニイ ))≦ニニVニニ≧ し ヽニニニニニ// / //=∧
- 89 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/20(水) 04:44:47 ID:SwgFQi8Y
_,. : ≦: :≧: . 、
, イ:{ {: :{:{: : : ://: :>....、
Y ミ>´ ` ミ}Y{//≦´ミ: .、ヾ
,'ミ:{´ {;´¨´ヘ  ̄`寸: ミ
,4彡イ 人 `} }ミ、:}
}彡´,' `} .}ミ:.{
ノ彡〈 ミxz、_.:j {___.,>-寸:人
}:.Y´{ マル了ヽ '´マル了 }ミ、{
{: { { : : 1 ヽ }'´.Y{
}八 .lヽ: : . : :| /! ,}:'
ル: : :} : : . :r {_.,, } l ,イ.:{ これはアバンに話を通すのとは別だから、
从彡∧: : :. 、____, }:':}:.八_丿 当然、報酬も出すぞ。
}: : : :}.',: : `寸__/ ,ル': {:ル' 冒険者なら金がでなければ動きたくもないだろう?
リ{ :ル} ', : : ー== , :':l: }: :リ
}サ}>.、,: : , :': |ル'
}>.、 >.、 ___,.< _....ノ l
_| `ヽヽ {Y´Y| l |Y´Y |
_. z≧ | >.、 人 | l | . 人.|._ r.、__
_. z≧´ Y `Y 人 ヽ .| l |ノ ./ } } } } -r.、_
, ュ≧´ Y `Y .} } } }...><ニニニ :>< | l |>.:'ニ><.. } } } } YY .r.、
Y´ } } } } }><ニニニニニニニニニニY´`Yニニニニ.>< } } } } |ニ',
ヾ:\ ____
.. -─--rヘ-─-、): /‐-(__ ` 、
/ マイ!: /7⌒: : : : 、 : :< ヽ
, ' ! く}/: :/: : : : : : : :ヽ: : : :\ )
. { 、 }乙! : :{: ! : : : : ヽ: : :\: : : :`く
‘、 \ ノ_ソ: /: |: :、: : : : : :\: : :\: : : :\ /}
. {ゝ、__>r=くノ: :/: : {: : :ヽ、: : : : : ヽ: :ハ:ヽ : : : ヽ /`!
〉-ヘ{_jソ!⌒:!: : :{: : :ヽ: : : : \: : : : :ヽノ: :ヽ: : : ∧ /´`!
. / : :/: :/ : |: : :ト: : |ヽ: :‘,\: : : : :ー-<: : } : ヘ: : : } 〉 /⌒∧ーr‐‐ァ
/: : ;’: : i: : :i: : :|斗j!‐ヘ: :、 `ー-z≠ミ、: >、: :ハ: : j/ | ̄ム ヽアヽ7
,’: : {: : : :! : ‘; : :! z≠=ミ、:> んリ 》「ヽ:ハ: : j/ { ̄ヽヘ-V7‐'
{ : : ‘,: : /! : : ゝ :|≪r':::ノ} ヾ ヒソノ /: /ヽ}: /\ 厂 ̄ 「`- !
、: : : V/八: : : ヽ\戈:ソ 厶イ: :j/ヘ : : \ / ̄ ̄`厂ア ……分かりました、
\ /:{: : : \: : :\ヽ ' 八jノ: : : : ヽ : : ヽ /{ ー-/ / お受けしましょう。
. 〈:八 : : : : >‐-ヘ> ー ' /ヽ: \: : : : :ハ : : : 〉 _ イ ゝ ーr-'"
{: : ヽ: / >≧- .._, イ\: : \: ヽ : : : }: : イ" ( \>" しかし参考までに、将軍様直属の
人: : < / ヽ-ト、x≦三ア: :> /" { ヽ_ " その方々のレベルは どのくらいのものなので?
ヽ:∧ { /´ ̄ ̄≧=ラア'" / 、 /
ヾjヘ i 〃ー-<"´/ / / 〈 > "
- 90 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/20(水) 04:49:58 ID:SwgFQi8Y
- r'゙ ,' ,i !゙ ,/ ,r'´/, / ``ヽ,
,イ、_(, ( !j k、〃f゙ ,r' ィ; `ゝ、 ゙ヽ
/゙ゞ'´ ̄`ァf''"゙゙´ ̄ `ヾ, `ゞ、 ヾi
,ノゞ! ((`j ゙i 、 \ j
i゙j ,! ト, `ヽミj
ゞノ-=;、,,_, ,' _,,.、z==-' `ト、、 `ミゞ|
ゝ ,ィモラ冫' <ィぞテゝ、 .V ,`ゞトN
゙l イ′ ` `` l/^ヽ`, 〉
| / ; カ 〉! k,l そうだな、弱い者はボガードくらいだが
ト ヾr=‐、, , ' ' ノ_,ノトト;j ほとんどの者はリザードマン、あるいは
! , ´ 「,イヾ ヽ〉 .トロールくらいなら相手に出来るぞ。
} ´ ̄ ̄`` ,! ( ik、` j
j;:!、 ´ ̄ ` / ,ゞ、V 〈
`ゞト, ' ' ,. '´,ィ´ ゙i j
イk>、、___,,ィ´-‐''´ ,イカノ'
ヾjゝ=、 r‐'"´-、,ュ ,r'´ ,;i|ー-、、_
_, イト、 ,!,!lゝ'⌒ゝ( _,ィ´ , ィ´ ,イ,イ `フ''ー
┌─────────────────────────────┐
│ボガードがLv3、リザードマンにトロールはLv4とLv6であるあたり、 .│
│平均的には5レベル前後の騎士団か。それ単体で見れば │
│さほど強い騎士でもないが、流石に数も揃えば苦戦しうる相手となる。. |
└─────────────────────────────┘
|i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;||i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;| ,-、 : . : : . : : . : :| i |
|゙==========||===== ⌒Y⌒| ii ) : . : : . : : . :| i | iヽ
|i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;||i;i;i;i;i;i;i;i;i;i || ;i; `-' : . : : . :| i | ヽi`i:|\
|i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;||i;i;i;i;i;i;i;i;i;i || ;i;| : . :| i | |`i :| i;;;\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .|| ̄ | i | |\ ' | i;;;;;;
|| | i | \i .| i;;;;;;
_____________ ||___,___,________,________,__| i | | i;;;;;;
/|\ :'. .,: :'. .,: :'. .,: :'. .,: :'. .,: :'. .,: `- !、 | i;;;;;;;
,-;,------、 :'. .,: :'. .,: :'. .,: :'. .,: :'. .,: :'. .,: \ .| i;;;;;;
i;; ヽ,,.. ........ヽ.、 :'. .,: :'. .,: :'. .,: :'. .,: :'. .,: \| i;;;;;;;
! '';,)::).............)::) :'. .,: :'. .,: :'. .,: \
:'. .,:\'i--------i: ,--- 、 :'. .,: :'. .,: :'. .,: \
i\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ((,',',',',',' \ \ :'. .,: :'. .,: :'. .,:
┌──────────────────────────────────┐
│将軍直参の騎士団と手合わせすることをお受けするが、 │
│もっとも実際に その模擬戦を行うのはしばらく後日ということだそうだ。 │
│その前に、まずは時間をおいてアバンへ顔合わせして借金他の話を済ませよう。 . |
└──────────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
- 113 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 02:17:50 ID:uT7jxVPs
┌──────────────────────────────┐
│さて、アバン殿に面会をつけられたが │
│彼は受けてくれるだろうか。ぶっちゃけたところ、 │
│借金を押し付ける行為はあまり貴族にとって良いものでもないだろうが。.│
└──────────────────────────────┘
.|
A
| _γ ⌒ヽ_
A ..l.i i:I I:i iI_________∧________
龠./|.i_i:I I:i_il ________i龠i____/∧ ______i龠i________\
./ |.ロ:IロI:ロl/::.::.:::.::.::.::..:::.../ [] `::..:::.::.::.:::.::::.:::.::.:..|
===.| ニニニニニニニニニニ ニニニニニニニニニニ
.|∩| l'⌒`l | l'⌒`l l'⌒`l |γΠヽ| l'⌒`l l'⌒`l |
.|:! !| l.__i__i | l.__i__i l.__i__i | ゝЦノ| l.__i__i l.__i__i |
.| | .____ ...| ._____ _____ | .____ | ._____ _____ |
.|「l | |__|__! | |__|__! |__|__! | |_|II|_| | |__|__! |__|__! |
.|i_i | |__|__! | |__|__! |__|__! | |_|II|_| | |__|__! |__|__! |
.|i_i | |__|__! | |__|__! |__|__! | |_|II|_| | |__|__! |__|__! |
.| | __∧_..| |[::圀::]| |
::::::: .| | .I:I:i | l===l ;l===l | | i | l===l ;l===l |
::::::: .| | .I:I:i | |__|__|....|__|__l | |....:::::l | l__|__|....|__|__| |
::::::: .`:::;:;================ |ニニニニ]:==========i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
- 114 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 02:23:36 ID:uT7jxVPs
γ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
/;.................................................... /|
( ( '......................................................( (/i
_ |___./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /i______j/
//\ / //i| _
| .:\ ',',',',',') / //; _..//|
i',',',',',',',',') /i / //;;' /('/.: | i
|______,,j/iニニニニニニニ i/;;'.. (',',',',',',',','i i
|i|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|i|;' |______,,j/
, -‐- 、,-- 、
/ ヘ _ _
/ .YMヘ ヘ / \ __ / \
l ィ i i リノ ヤリリ ヘ l 〈 / ´ \ 〉
{ .ノイイ⌒ ⌒ イソノ ',/ ノヽ,'
ノ , イz-(__)―(__)-イ=z はい、はい。 ハ|ノレ\カセン/ヽノ ハ
(二二@ 、 @ いいですよ。 |)イO Oア| | ||
(二二@ r -, ノ@ ノ/ i" ".ノ| ノゝi
. ゝ j ヘ <ン `' ,-⌒--,_ '´ あら。
_,..。r‐'/////////ト、_ ,_,r´/薔 /_
l´////////0///////| ,〈 ,'i/ /、__,,,〉
┌───────────────────────────────┐
│断られたらと華扇は幾つか別の候補を │
│考えていたが、どうやら杞憂に終わったようだ。 │
│ビッテンフェルト将軍を通して面会したアバンに │
│華扇が貸金を買い取って欲しい旨を告げると、二つ返事で承ってくれた。 |
└───────────────────────────────┘
- 115 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 02:28:35 ID:uT7jxVPs
/' ,.ィ / / ,.ヘ/ i l ll l. ヽ | | !
. /./ / l /ヾl ト. l lト lヽ. \l l | l
l /! ! l! { { !ヽ. l llヽ. ヽ.` ‐-ゝ! !
!. !.{ ,イ、 lト. l ! l \. ヾ、`‐、._\/;:三ヾ ̄
ヽ! l. |{ ヽ、i \! ヽ、 ヽ `'ー-ゝ-‐ Ti l r 、l
ヽ!ヽ { `‐ゝ___ `'ーゝ____-‐_,,.!{ ! ! {i } .} } }
`'‐ゝ[i´ l二{ ̄ / ] -‐!l l し'リ ノノノ
l リ .l / / .! ,ゞ三<--─ といっても、私も政界に
ヽ、__/ ヽ、.____ .ノ !〃r' ヽ 強く関わらない身でして
<.__ { ! !( l } .} } } これまた別の方に譲り渡すとは思いますが。
〈 .!.l l ` リ ノノノ
{  ̄ ` .ヽミニシ' __
`T / /´ ̄ ̄ ̄
! / ,r'-──- 、.
ヽ、.___,. イ ,. ‐'´ 、 `
,.. -┴ヽ、 \
,.‐'´ \ \
x - ─ z 、
,. z=イ ヘ
イ .YMヘ ヘ
l ィ i i リリ ̄ ヤリリ ヘ l!
{ .ノイイ.イ` ≠イソ. ノ
ー≦斗イzi!´ ̄`YY´ ̄`iイ=z
Y .i jl ヘ _ ノ .、 _.ノヤ}
ヘ _ z ゝイl! r - ァ 込ン、 マルフォイ家も悪評 不人気はだいぶ買ってますから
Y .{! j!、 ヽ / /イハリ 彼を攻撃したいと考える者には困りませんからねぇ。
. ゝ z.込ソj ヘ ¨ イ込ン._
≦≧z´ ̄r 、≒r > <z≧Yイ,:::ヘ´ ̄ >< それに、天龍くんを預かってる件で
. ::::::::::::::::::ヘ.∧::::xz._ jイ::::::ヘ` ≠=イ まだ借りは返してませんから、それも合わせて
::::::/:::::::::::::: ',7ハz≠y、 ̄ ¨´::::::::::::〉 0 即断でお受けしましょう。
:::/:::::::::::-:-::ヤ/////,ヘ:::::::::::> イz、 _ ,. 斗
イ:::::: ̄:::_ ,: zj/////.ハ’_ >"><:::::::::::::
:::> " ´ ヽ ,'/////.j!ー ¨  ̄.j.○.レヘ:::::
_.//////7´ \∧フ! /ヘ
ヘ ,. ィ .V/////7 _ .j、Y
/ゝ / /、ヘ // j!  ̄ ー .i ,.ィzzz
- 116 : 小さな名無しさん@この板は300レスまで : 2014/08/21(木) 02:32:58 ID:pyDf0HMs
- やったね、コネは大事だw
- 117 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 02:33:09 ID:uT7jxVPs
,._ _ _ .i^!
,.ィ≦⌒ヽ Y´/ <≧x乂
、rォ ./: : : : : : : :ヾ' : : : : : : ∧
乂r': : : : : : : __: : :__: : : : : : :.∧ .「!
l ! : : : : γヾY''≧、: : : : : : : !_メ
!:i: : :! i: :!´ lj ! :、:l: : : :.:!
,.ィ=yi! : ,' ノ:ノ , , .ⅥVv圦:l,y=x
. Yィ≦ミ,.イ三⊇=-、,_,,,,_,.ィ=千X、入{{の}}
`6入ゝィ´;;〃.{!o } ̄{!o .}込ゝ-シノ
. ≧,';;;;;;-─<、cっ ノ ヽ cっ.ノ! ルr⌒Y_ ただね、流石に
. /77:{;;;;;;ー─〈ll!.ー ' ー  ̄.i,_入入_ヲ;}立ォ 10万Gの現金をポンと用意するのは、
. >ーゝ;;;;;;;F=ノ,ヘ u .}::::::::>ー<i !l:トヽ いかに貴族でも 一日二日で捻出するのは……
. r=i´;;;;;;;;;;;ミ;;/¨´:::::::圦 ~~~ .ノ:::::::::::::::}::::i」i」カ`ゝ
i: : \;;;;;;;;;;ノ!:::::::::::::::::::丶 ,イc/⌒v'7 !:://_,>
. !: : : :\/-!:::::::::::::::::::::::::`ー‐.'.::c、!.○ Ⅶ !::::::::∧
i { .>― ' .!:::::::::::::::::::::::::::::○:::::、_」 L,::!:::::::::::::}
ヽ ゝ .l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\_∩_/::!::::::::/
,. '" ̄`ヽ.
, '" ̄`ヽ _r‐<´ ̄`Y ',
/ r>'"/ ヽ┐ ノ、
{ r/ ' }`ヽ `ヽl>-rヘ_」
r'7 .;' /| ./_ ̄ハ ハ 八\`ー─┐
|/ |/'´_」 /ァfてハト | 、 \\  ̄
;' | | ィ'f'ハ、 ' j__,ン 八 \ !\」
/{ .| 八| j_り \| |/,リ「  ̄`| それなんですが、貴族や騎士家の方で最高級の武器……
く/|八レ' | ' / ´ | .人 スタッフ
ヽ /、 r 、 // /| ,' ヽ. 特に 杖 を所持してらっしゃる方に心当たりはありませんか?
/イ へ、 / /| _/_ / ; }
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ ./ / / >-rァ'|/|:ァ'"::::::`ヽ. /レ' 第一候補としては〈メイガス〉が欲しいところですけど、
| ふむ……魔剣、. | ,:' /| /|、 ./ f斤:::/::::::::::::::::::ハ' } あるいは他の 魔術的に有力な魔剣があるなら
| それも杖ですか。.. .| レ'´ ∨ レ∨_」ーイ/::::::::::::::::::::::::| / そちらでも宜しいのですが。
乂________ノ r'アrヽ:::/::::::::::::::::::::::::::レ'
/{八ンノ}:{::::_;:-===-、/
/`ヽ、-ァ::'::ヽ/::::::::::::::::∧\
- 118 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 02:37:03 ID:uT7jxVPs
,.ィ/ / |!rヾ` ` ¨´´≦ ヘ、
/; l !. , i .i' .`Ⅶ;、
,',' ! ,l ; .| l! ∨ヘ
!; i ! .i ,' i .! l ;! Ⅷヘ
. | .| l l / .l i | l|:! | i ヘ
. ∧,' .,' ,' / .,' | i ,.ィ;リ>=-x ,.ィ≦i!、! :i!
. ,' ./ />笠x_シ / ! !r ´ `Y;=γ´ ̄ ` <!;リ
,.ィ≦ ¨ 7´ ヾヽ /../{! .o |! . |! .。l!≦、
,イ / / Y^Vヾヽ Y }./!.入 r-7 ,i! .、 ノ> ノ!ヾ`Y
. l .l ! .{{i}} YY !リ/ ,! > .  ̄,イ. ヾ .ニ ,イ!i}} i l } ……金のあるマルフォイ家が
..从!、丶 圦,' //:リ,:イ;il|!  ̄ ‐--ン i}Yノ'ノノ 尤も持ってそうなのを除けば、
. ヾヽ丶丶、≧=<ili|; il! ` ' .{i≦<、 ハインラト王国にはいませんねぇ……
.ヾ≧,ィ>≫//⌒ヾヽ ヽi} /ニニヽ .iヾ、ヽ.!
r<// / .Y {ヾヽ ヽヾy } r└──--ヽ , ,!Y } .}} なんせマルフォイ家が王国随一の政治家だってのは
{ { .{ ; ! 圦;ヾ;Y ;} :} .;!、  ̄ `' /i} !,'Vノ 伊達じゃありませんから。実力はさておきね。
_入丶v丶ヾ.ヽ√!/,イ_/ > _ i込}シ/
、 .ヾム、 >≫=-γ´ 、 .≧ - ./>イ
..>zー≧¨´ / _________.≧?瞎r. ´
,イ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}{:::≧x
,ィ,: : : : : : : : : : : : : : : : : : :‐-.、
イ;:' : : : : : : : : : :,ィ=、,'_.: : : : : .、ヽ
. /;, : : : : i : ィ: : i: /ヾミYrニ'、: : : : : ヽ!
/;.;.;.;., : :/: /l: /l / ノィ :!: : : 、Y
.. ムム?呎ツⅩ/_≦/ニヽ ' ,':,イ:l: : l! !
. ,ィ≦/,'Y⌒Yソノ=l{ ,ィ=ミ、 7ト-、ニニミノイ: / '
|{{{{ {入__ノイ. 人_ _// {!-=、ヾシノ'
入ヾゝゝ>--く!|  ̄ ´ _,込__,/y三ヽ
. Y´///.Y⌒Y ノ、 ´ , -=-、 /込))}}} 王国を除くと 他にも幾つか知人はおりますが、
!{{{入込.__ノイ 丶 ´― ' /r'ツ=-<´ なるべく華扇さんに手間のかからない相手を考えると……
ヾ=-<rー─‐- \ , <入、ノノY.ノ
-y.,rニニニ=、,';:;,.: .:. :.r─┐T ≦上-===' " ナイムハイラの学長さん、ですかね。
┼┘ ̄ ̄ハ >=-<. ̄ i└┘!_,、
|!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: `>┴=≦ハヾミニ!、_
|!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;ハty≧ヘ、
- 119 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 02:42:26 ID:uT7jxVPs
- //
〈::〈 _ __ /´ ̄ `ヽ
. -‐‐' ´: : : : : : :` 、 .
. /´  ̄ `Y´. : : : : : : : : : : : : :\: \ }
l /. : : : : :{ : : : : : : : : : : :.\: \__ノ
| /. : : : : : :/:!: : : \: : : : _: : : :.\. \≦≠ ニ二フ
ゝ.__/: /: /: :.ィ.升ト: : : : ヽ:´\: : : : : :)>:\ \ \
ノ: ノ!: l: : :|:l:|:.|:ノ\: : : .!: ,ィ≦k: : : \: :}: :\ \/
///l: :!: : :!:l:|人 )\: :}´ i以リハ \ )メ、}ノ:.ヽ
く/〈./人:j: :从八x==彡 )ノ """.|:i: : : : \:\:ノ: :〉
/:\: :.Ⅵハ"" ' リ:i: :\: : :.\ :ヌ´ フェイト学長ですか?
. /: : : /)ハY入 / } /く: : : :l\: : : )
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ /: :/:.//: :.:i:|: l }≧= i |<.┐ :): : :ノ ハイ
| ええ。地方でも有数の魔術師なだけに | ..レ〈:.∧!: : :リ人!:F干| .j´ニ.|イ⊥く ⌒\
| 魔剣のストックも有しているでしょう。 | .)/\:.(`Y r┤厂 ∨::::::::// ヽ
乂________________ノ ./ ヽ) | j::ハ厂 |}`ヽ:j/ i
/ Ⅵ::::{〈し'⌒ リ }:〉/ .ト、
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ ./::::::入\___メ.メ∧ 「j_ ノ 〉
| 問題は 金で売ってくれるような |
| 相手ではないということですけど…….. .|
乂________________ノ
Y Y ///Y ハヾヾヽ ヽヽゝ l!| .!|!|l
i { :レレレ{ _,ィ彡二ニヘェ、_ミ‐-ェzz{!
ゝヘ i{ {/-‐=ミヒ〈 丶. .lY¨l{ Y⌒ヘヾヽ、 丁度 半年前の蛮族軍を撃退した折で
_シ>ヾ、 ヽ、 i:| ヾ、_\ノノ l!、,ノ、(_)} i 彼女に「貸し」がありますから、それを返してもらう形で
-={ {(i!ヘヽ__ノノ._,  ̄ ̄´ l>>‐≦x __,ノ 催促するとしましょう。
人ニソr| |、 _ _ .ノir'⌒ヾヽ ヾ、
Y⌒ヾヽ.!ヘ `一 /:{、_}ソ!、 } ジニュアール家の紋章と一筆記した手紙を預けます、
.人l{ソシノilil!i.、 /:: ヾニ入__ノ__ それと借用書の債権を交換する形でいかがですか?
_≧武斗─丶 /==I=======、≦/::::::::::\
/::::::::::\ヽニニニニ  ̄ l| キ一::::::::::/:ヽ オツリハ デマセンケド
┌─────────────────────────┐
│ハインラトまでやってきてまたナイムハイラに戻るのは │
│一手間かかるが、まあ帰り道の道中に立ち寄れる場所だし. │
│それくらいはいいだろう。 │
└─────────────────────────┘
- 120 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 02:54:06 ID:uT7jxVPs
_. . .-―-. .y.x ⌒
_. .-: :_:v/.:-:―: :に{ ヽ
⌒ヾァ'':"¨: : ‐-: : : \ )
/ ィン: : : : : :. 、: : :ヾ _xン
{ ン: : : : : : : : ト: \: :Yン》≧x,
∨ : /: : : : : :{: : : \: :. ; : : :、 ‘》,
; : /: :;': : i: 八: : : :ト: : |: : : : |: : : :} ‘》,
{i:,': : ; : : |/ ト: : : | 斗-Ⅵ: : : . |: : :人 ‘》,
{ハ|: :i: : : ⌒ヾ{ 、: : :xぇチ刈: :リ:从): : :{ ‘》,
|: :i: : : 不弐ハ \{ゝ Vrり. : :价ン: :i: ハ
八: :、: {ト Vり 、 ノイ: :i|: |: : i| ; )
|:\: :、 八: |: |: :八{ はい、それで構いません。
_ |: :.个:込. -- . イ._ハル八( ) あとはフェイト学長先生の方には
ン¨ス ,|: : i|: : : :}:≧.. __ イ /::::::>.. こちらで話をつけますから、どうもありがとうございます。
/_/,/‐ぅ ノ{ハ乂{: :厂-…fニエィ::::/:::::::::::>…-ミ
{ ヾ_んへ,〉__ ( )ノ〃:::::::::ー}i}=‐:::::::::::::::::〃
\ _ ノ ム / ,{::::::::::::rfてけa:::::::::::::, ト、
< トY i{::::::::::に述ぅろ:::::::::::i{ ノ )
┌──────────────────────────┐
│あとは将軍に頼まれた、 │
│騎士団の対戦相手をこなせば一先ず もう王国には用はない。.│
└──────────────────────────┘
{/,/ i ,シ / //! i! i i i 、l l i i i i i!
ハri| !/ ./ // i ./ 入 !、入入入 、 ! ! ! !
-=シ/ ./ / '_!/ \!\ \ \ \\!i i i ,.ノ
,γγヘ =r´ ̄二ニヘ__,ィ====、、丶\ヾィ‐、=´、
{ { { { (} 、i! ´.{、iトノ }テ{i. ´!´¨打=ヾ、シ!i!i'γ⌒ヾ、ヽ
. 入ヾ入ソ人_.  ̄ ノノ .|! `==゚' ノ}/ :ト{ { {{()}}}l l |
>‐一<ili i ̄  ̄´, ゝ、 .ノ |トヾ、入シノノ ノ
/ /⌒/ヾ、ノ l ヽ  ̄ ノ!lil>ー一< < ええ、もし何かあれば
! i{{{{ilili}}ノ/l ー 一 ./lilγ/⌒、ヾ、ilY 当屋敷の方へご連絡を。
l 入入ソノ//ヘ ー / .!i{ { {{{{ )) }ilili
-入ニ三シノr'¨´ l ヘ / !、入ヾ、ソ ノシ::! _ィ すぐに返せるとは限りませんが
::::::::::::::::::{:: /、ヽ、.ノ 丶 イ;;'´ |ノヽニニ/:::::;:ハ r' 手紙でも結構ですので。
:::::::::::::::::ゝ/ ヽ_ニr'`ニ- =≦≡'-‐ ' ¨ ´>イノ:::::::::/::::i!l
::::::::::::::::::::Y | i ̄ ===‐ ' ¨ ´ /:::::::::::::/::::://
┌─────────────────────────────┐
│結局 マルフォイ家の問題は解決してない以上、今後の買い取りで │
│引き続き妨害されるかもしれないが、その時はその時だ。 │
│次からは冒険者の宿以外の販売ルートを分散してやれば │
│その全てに手を回す余裕はないだろうし、向こうも諦めがつくだろう。 │
└─────────────────────────────┘
- 121 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 02:56:24 ID:uT7jxVPs
- .|
A
| _γ ⌒ヽ_
A ..l.i i:I I:i iI_________∧________
龠./|.i_i:I I:i_il ________i龠i____/∧ ______i龠i________\
./ |.ロ:IロI:ロl/::.::.:::.::.::.::..:::.../ [] `::..:::.::.::.:::.::::.:::.::.:..|
===.| ニニニニニニニニニニ ニニニニニニニニニニ
.|∩| l'⌒`l | l'⌒`l l'⌒`l |γΠヽ| l'⌒`l l'⌒`l |
.|:! !| l.__i__i | l.__i__i l.__i__i | ゝЦノ| l.__i__i l.__i__i |
.| | .____ ...| ._____ _____ | .____ | ._____ _____ |
.|「l | |__|__! | |__|__! |__|__! | |_|II|_| | |__|__! |__|__! |
.|i_i | |__|__! | |__|__! |__|__! | |_|II|_| | |__|__! |__|__! |
.|i_i | |__|__! | |__|__! |__|__! | |_|II|_| | |__|__! |__|__! |
.| | __∧_..| |[::圀::]| |
::::::: .| | .I:I:i | l===l ;l===l | | i | l===l ;l===l |
::::::: .| | .I:I:i | |__|__|....|__|__l | |....:::::l | l__|__|....|__|__| |
::::::: .`:::;:;================ |ニニニニ]:==========i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌──────────────────────────────┐
│そうして 後日 再訪問し 紋章と一筆したためた手紙を預かる約束をして. │
│アバン殿の屋敷から離れた。あとは…… │
└──────────────────────────────┘
- 122 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 03:01:20 ID:uT7jxVPs
- ,. . ';. ;. ;.: ,:'.: .::、
,r '´ ミミヽ州'j;j'f゙r' ≡ミ;:、
ノ ,r,,r= ァァ斗rr;.ィニ''´ヾミミ ヽ
〃 ,rイ リ〈( '´ )ノ `゙トミミ!
〃,彡! )) ';ミミi
レィ彡!、、、,,,,__'′ _,,,,、z=='';ミミ;!
,レ,ィ彡! ,rf弐 ヽ ィrモテュ、 トミミ;、
{jii;ハミl  ̄´.:', :. ` ~´ ;ミハミ}
{jiiい;! .:::i ;; ,リ !N!
ヾiiい' ',. 〈 _;;:_, { 〉N!
ノハ;. ; 、 ____,, ,′ノ;j.( アバンは何か言っていたか?
〈 .:;;ijト、 、__,, /!ji .::i′
V .l:ji ヽ ,:' !ij V′
Vj:jiL_ `:、 ,.イ l;;V
/7 ー-`ニ``゙゙゙"´ニ -‐'Vノ
_// '"⌒Vi 1 レ'/⌒゙` い
ニ二´ 'ー== 、 __.ノノ 1 lk′ ,い _ _ _
 ̄``ヽく_ノ八ト、`ー''フ´ /7
V/ ⌒ V/´ ′
-─ - __
/⌒ / .:::::::::::::::::::::::::厂/´ ` 、
/ . ' .:::::::::::::::::::::::::::::::( { Y
l / .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ト、 }
| .' .::: ::::::: l .::::::::i:::_::_\ :::: Y⌒ヽ._ メ
人 |.::::::l:: __:l\:::´ト、 .:::::::ヽ.:: l⌒ /∧Ⅴ
rァ从::::!´::: | \j \_::::ハリ::: 〈/∧ハ
〈/ 从ルハ:j _ ´「r'!:「Ⅴ:::::::::::Li」::ハ
/::::::::::::ノx=. j以リ/.::::::::::::::リ:::::::::}
|::::/::: 入"" ""i:::::/::::::::/:::i: :: リ 一言だけ、
レ'i!::::::::/ > -- 号 <!::/:::: イ::::ルイ 「話をする時は1時間も前に通しておきなさい」、
(\人ル( ル 厂 /⌒ヾ:/7⌒\! だそうですが。
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ EヲY}___r ュ 入苞メ::/i }
| ははは!二度手間をかけるより .| .`ー┴┴1 }ヒ/ :::::::: || l| ,ィヘ
| 一度にいった方が手早いだろう! | レ'r/ :::::::::: ||/⌒ヌ´ 卯
乂_______________ノ //::::::::::::::::||只< X´
r く / ::::::::::::::: ||( _メ \
- 123 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 03:11:14 ID:uT7jxVPs
- ,. '" ̄`ヽ.
, '" ̄`ヽ _r‐<´ ̄`Y ',
/ r>'"/ ヽ┐ ノ、
{ r/ ' }`ヽ `ヽl>-rヘ_」
r'7 .;' /| ./_ ̄ハ ハ 八\`ー─┐
|/ |/'´_」 /ァfてハト | 、 \\  ̄
;' | | ィ'f'ハ、 ' j__,ン 八 \ !\」
/{ .| 八| j_り \| |/,リ「  ̄`|
く/|八レ' | ' / ´ | .人 しかし将軍閣下自ら
ヽ /、 r 、 // /| ,' ヽ. .お屋敷まで連れてくださることも
/イ へ、 / /| _/_ / ; } .ありませんのに。
/ / / >-rァ'|/|:ァ'"::::::`ヽ. /レ'
,:' /| /|、 ./ f斤:::/::::::::::::::::::ハ' }
レ'´ ∨ レ∨_」ーイ/::::::::::::::::::::::::| /
r'アrヽ:::/::::::::::::::::::::::::::レ'
/{八ンノ}:{::::_;:-===-、/
/`ヽ、-ァ::'::ヽ/::::::::::::::::∧\
/ヽ _ンノ::::::::::::/::::::::::::::::/|__|\|
;'ー-イァ'::::\:;r':::::::::::::::;:'/
. . >-. . . <
>'´: : : : ::ヽ: : : : l: :ヽ、
,.:'´: : ::>-: : 、: :ミ : : |: : :}:`ミ、
,:' 三彡´ >- : ::_Ⅵ.{: :ノ: : :ノ
,'彡´ : :_,r'´ 7¨`ヽ「 .`fミ:}
,ノ ,: :-彡´ノ { }' .|ミ}'
/: :,:': :彡´ ノ ヽ |ミ}
{: : i.Y'´} 「 ー- ` lミ;}
',: :レ{ Ⅳ, ,_セ≧..、j ー=-{ミ:}
}: : ヘ { `r ´ tァ- /,リ'
{ハ>'’L_l ヽ .l  ̄ l'
Y'´ ,: : : ::}..| ` | / 何、野暮用のついでだ。
{ル /: : : :/.∧ -=r' ./ハ
{ハノ: : :{' ∧ イ ̄ー ィ / : : } このままもう一度 調練場まで
{ {{: :九゛'' .∧ ー - ' /i: :{ リ 視察の用があるのでな。
人{乂{.ニニ゛'.., ,/ル:.レ' 良ければ今度の対戦相手にも
<{ /ニニニニニニ>―‐<ニ}レ' 会わせてやれるが。
<ニニニニニヘニニニニ>--'_}__,,}ニニ>- 、
<ニニニニニニニニニニニニヘ., ´ __人ニニニニ>-
- 124 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 03:18:59 ID:uT7jxVPs
- ノ}
_,,.. -- 、 / /
, '´ __rヽ ;' ∠..,,__ _r; '"´ ̄`' 、
l、 -r'>''"´ ̄レ' `"''<-、_ ',
r' ゝ'´ / 、 ヽア、 }
,.'"`ア´ / / ; ヽ、 \ \ト、_ ノ _
{:::{/ ./ /-{-{ } ', '; ∨_]'"´ ̄`ヽ
ヽ;' ;' ; 」_ 、 ハ _ハ_ .; } |\ー-、__}::}
{ ト 、{ .|イ´「ハ ヽ / |/__ }. | ; |. }  ̄\_ア
レ' \、 | jhリ ∨ ァ=ァ=ti、 / 人. 、 レ'
ヽ{ `´ . {h リハ/イ| ヽ. \
/7 ゝ--' } |り `''ー- 、
,. '´ 人 ' ̄`ヽ / /!. lト- 、 ':, いえ、そこまでは結構です。
;'/{ /\ 、 _ノ ∠. イ | 八 \ ; ノ 戦士は魔術師と違って、
' '、 ,{. ヽ、 _,,. イ |/ ; , ' `ヽ∨"´ 隠せる種も少ないでしょうし。
\ 、 /{`て´ハ '、 ト、 /} リ
/´ ̄`7/「二二二メ:::ト<.,__/ / それに今から少々
_,,.-'-‐'"´二ヽ、L:::::::::::/:::/:::://  ̄`' く´ 野暮用がありますので。
/ | / ´ -─-、)'⌒ヽァ:::::/:::::,' ,' \
/\ .レ'`ヽr-、`ヽ{ r'ん } }´:::::::::::{ { ヽ
{ ヽ `ンr/::し'rゝ-、__ノメ:::::::::ヽ| ト、 }__
|\ _,.イア::::::::(/::::::\)::::::::::、::::/り /ヽ,_`>─- 、
}、_ |;':::::::::::l/:::::::::::::::::::::::::::::∨/{ _/イ `>''" ̄「「ヽ:ヽ
- 125 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 03:29:04 ID:uT7jxVPs
- : , :::|
_____ ____ ____ .:| :
|| , |i―ii―i| |i―ii―i| |
||. ||_||_|| ||_||_|| | \
|| :||―||―|| ||―||―|| |. \ : :
O || ' ||_||_|| ||_||_|| | \. ..
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|| ;; | .\ . ::
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――――`i ' . : \.
 ̄ ̄ ̄ ̄~ \
, ' ._,∠ ̄`ヽ .\.
/ ̄`ヾY´:: ::、:: :: ::\j .\
___________________ { }} : ト、::`:: 、_::_:;>. ____ノ,
――――――――――――――――――― ゝ、 _,. シ:: ::| -` ー一イTト. 、 ―― '"
: ' . /⌒>ヘ:: :: :| ,才矛 ゞ'|「ヽ:ヽ、 ..: '
/i::ト、::ヽ: 从r'ーク 丶.从)ハ;:ノ では、失礼させていただきます。
>::):イヽ_`¨´__こア ー‐'′ ‐-、 用が終われば城下町の冒険者の宿に戻りますので、
/ :/:: :: :ノ r─ 、L∠´} __,ナ‐、 何かありましたら そちらへどうぞ。
∨(/⌒/r‐'′ {-L),ノ .___,ノ
,. -┴==ァミx_,. クーく,>
/ ‐ <∠,..、| 》´::;::/、`ヽ
/ ´ /-/>ミ/::ァ'^:::\ l }
┌─────────────────────────────────────┐
│将軍閣下のお招きは適当な理由をつけて断らせてもらう。 │
│その場で返事をしたが、いつもの魔導甲冑はイシェスに預けっぱなしであることもあって |
│前準備をしなければならないし、買い物が必要だろう。 │
└─────────────────────────────────────┘
- 126 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 03:31:24 ID:uT7jxVPs
- ,,
(;;ヾ
,,,;;ヾ;;;, ;;;;
ミ;;;;(;;;:::;;;ミ;;;;
ヽ .,, (;;;;ミ:;;;;ゞ;;;;(;;;
:: ヽ;,,、 ;;;; .†_ (;;;;;ゞ;;;(::;;::;;ミ;;;;;
:: ;;i ..i...... ..... ......... .......... ..;;:::,, ,;;;/ニ ,へ.ニニニニ/ヽ (;;;;ヾ;;;;;;;〃;;ゞ;;;;;
'' " ,, ;:'':: :: :: :::: ::::::: ::::;'::: :: ::.'';,:: ,,, ii | 「 |i^il 「 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,,. ;:''':: ::. ..::. .. ::;':: . ::: :: ''、 ;; ̄ ̄ .,, 、|::
. : : . : . : /. : . : ,::.\:: .:::::::(;;;ヾ;|:
,, , . .. :/.,, . .. . ,\. (;;;ゞ;;;|
; ,, . / \,(:;;;ゞ|
: ,/ .. . .. ,,\ヽ|
/ ヽ|
/ \
/ . ,, \
/ ,, , \
/ \
/ ;: ., \
┌─────────────────────────────────────┐
│更に言えば、イシェスからここまで全く依頼を受けてないために .│
│金も一切手に入ってない。将軍閣下に少々 見えを張った手前、 │
│前金をいただくのは格好が悪くなるし、郊外のそのへんで魔物狩りでもしてこようと思う。 │
└─────────────────────────────────────┘
- 127 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 03:33:58 ID:uT7jxVPs
- ... .. .. . ... ... ..:: . .. . .. . .. .. ..:: . .. . ..
. .. . .. ... .. .. . ... ... ..:: . .. ...
. .:: : :.. . ... :::...△. ..:: .
. .. .△ |王|,,,,. . ... ... .. .. .. .. . . . .. . . ...
.. ノ合| ||甲□》___含合ヽ,,,,,, . ... ... ..:: .
│;;;;|▲ | ̄|ヾ ̄ヾ:;:;:ヾ:;:;ヾl △┐......、、.. .. . . . .. . . ...
:::.│;;;;| |┌△田.lΠl△田.;;;;;;;;;;;亜│::∥、ΠΠ△,,,, ヾi//
゙''、,.│;;;;| |゚゚O||二|゚゚゚|''''''''''∥:::::::::::::::::::||亜 |゚゚゚|二||゚゚゚|:::::::|┐.. -- , :. :: : .. . .
;''.┌iii7'''''''''''冖∥亜l_〔ニニ〕│||⌒|| 〔ニニ〕亜^^^^^lー、、;;;;;;┐.. .. .: ::. .:::: .. . .
__,|____,厂 ̄ ̄ |乂[ 柱].ミミミミミ |乂[柱]____i_ .
::;.:".:;. ̄ T ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〕 |\:::::::::::::::::::\...:;| | へ ヘ へ .|.,..,.,.,.,. .. .. .. .. . .
:;,':,:.へ 、、|、、、、、、、、| | \:::::::::::::::::::\| |、、、、、、、、 |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;... ..
":;;;: : ;:..| へ へ へ | ./三/| ----- | へ へ へ |'~,;゙''、,. .. . ...
::;..へ、 |、、、、、、、、./三/ へ へ .\三\ 、、、、、、、||゙:.:゙,:;、," .
゙ゞ.、、、.| .. ' ./三/、、、、、、、、、..\三\へ へ へ .|.::;,゙ゞ:.ミ,,;'',;' ;~,;''゚ ,:.
:.ミ,,;'',;' | .[寵].、;lll;;;《.、、;:;:;:;:;:;:;;;;;::::::;:;: . .\三\.‐ | ,,;'',;' ;~,;,:.:.、;:...:,:.:.、
.:.:;,`:;,':,:;.゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.゙:.:゙.:.:;,`:;,':,:;.゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':i i;,`:;,':,:;.゙:.:゙,:;、,"'.:.:;,`:;,':,:;.゙
┌──────────────────────────────────┐
│鎧抜きで巨人や竜と殴り合えるわけでもいかないが、 │
│その辺の蛮族であれば 軽装鎧で十分だ。 │
│【フライト】の魔法でさっさと行って帰ってくれば日没前には街にも戻れるだろうよ。..│
└──────────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
- 128 : ◆iWAc./ZK.6 : 2014/08/21(木) 03:34:11 ID:uT7jxVPs
- ううん、調子が出ない
今夜ここまで
- 129 : 小さな名無しさん@この板は300レスまで : 2014/08/21(木) 03:34:51 ID:s1qPoCMo
- おつおつ!
- 130 : 小さな名無しさん@この板は300レスまで : 2014/08/21(木) 03:35:54 ID:rEyDqxFU
- おつ
- 131 : 小さな名無しさん@この板は300レスまで : 2014/08/21(木) 07:28:24 ID:HpVbo4Ok
- おつでしたー
- 132 : 小さな名無しさん@この板は300レスまで : 2014/08/21(木) 08:11:24 ID:5pAq26PU
- 乙です
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